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マイクロファイバー汚染に関するアップデート

by パタゴニア 

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2016年6月、私たちは世界中の消費者が購入している化学繊維(以下、化繊)で作られている織物製品(ナイロン、アクリル、ポリエステル等)から生じる極小の繊維が引き起こす海洋汚染問題について、パタゴニアの調査報告を本ブログに掲載しました。

マイクロプラスチック汚染に関する調査は、科学者やアパレル業界内でまさにはじまったところですが、化繊衣類から抜け落ちるマイクロファイバーは、非常に懸念されています。私たちはこの問題を深刻にとらえ、問題の大きさと全容をより深く理解するために資金を投じ、そして影響力の強い解決策を生み出す一助となる措置は何なのかについて、理解を深めています。昨年の夏以降、私たちは問題の調査にさらなる対策を講じ、極めて重要な要因に対処する新たな行動を起こしてきました。ここでそのアップデートを報告します。

【 写真:Kyle Sparks 】

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地理の勉強

by リサ・リチャードソン

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ある年のクリスマスに弟が『死ぬまでに見たい場所1000選』という本をくれた。私はこの手の本が大嫌いだ。弟と彼のガールフレンドはリストにチェックマークをつけるかのように、行ったことのある場所を得意げに並べたが、私は理解に苦しんだ。「で、そこでいったい何をしたわけ?」

目的地に着き、見物し、「済」印をつけて終わりという旅行。あとになって思い出すことさえない旅行。批判的なとげとげしい感情に包まれて、せっかくの休み気分が損なわれた。私にはすべて取るに足らない、空っぽの栄光に思えた。私にもリストがないわけではない。でもその「規定」のようなものがあるとほのめかすのは、幸せにたどり着くためのルートが GPS で検索可能であると約束する、巧妙な詐欺のように思える。

かつて誰かが「あいつは自分の領域すらわかっていない」とバカにするのを耳にしたことがある。その軽蔑的なひとことは妙に頭に引っかかり、自分は絶対にそんな風に言われたくないと思った。そして、本当にそうだ。そもそも自身の恐怖と向き合ったことすらないのに、携帯電話で自撮りして目的達成の証拠にしたり、縁もゆかりもない 100 人の後ろに並んで皆と同じことをしたりするのに、何の意味があるのだろう。

【 リア・エヴァンスが渡るのは、 シーズン末のリンゲン・アルプスで液体と 化した雪原。ノルウェー。全写真:Garrett Glove 】

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北極圏に魅せられて

by ナサニエル・ワイルダー 

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ブルックス山脈東部上空をガタガタと揺れながら北に向かう飛行機の窓に頬を押し当て、真下の谷を移動するカリブーの巨大な群れに目を凝らす。夏至直後の暑い日のことだ。機体はカリブーの群れを数キロ越えたあたりでゆっくりと螺旋状に下降し、乾いた草に覆われたコンガクット川の流れと平行になる。6人乗りセスナ機のツンドラ対応型の太いタイヤが地面に触れ、古い観察小屋のある滑走路の終点で止まる。ここは北極海の端にある人里はなれた岩礁への、僕らの130キロのパドリングのプットイン。

【 コンガクット川を下りはじめて9日目の夜、北極海の一端を見ようと、何人かでキャンプ上にある尾根を上った。白夜が景色をパステルに染め、早くも私たちを夢の国へと送り込んだ。写真:Nathaniel Wilder 】

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アウトドア産業はユタを愛している。だがユタはアウトドア産業を愛しているのだろうか?

by イヴォン・シュイナード

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毎年、何百万人もの人びとがユタの公有地を訪れる。その目的はクライミング、ハイキング、スキー、狩猟、その他さまざまだ。私自身ユタの野生地で何年もスキーをし、登攀し、渓流釣りをしてきた。アメリカ国民がこれらの土地を所有し、そしてユタはその恩恵を受ける。毎年、アウトドアのレクリエーションがユタで生み出す消費は120億ドルにのぼり、全州で12万2千の職を支えている。たしかに、私たちはこれらの土地をエネルギーや放牧をはじめとするさまざまな用途に使っている。だが私の友人の多くがユタを究極の居住地だと考える理由はアウトドアへのアクセスにある。

【 アメリカの新しい国定記念物ベアーズ・イヤーズ。風化した砂岩、深い峡谷、森林、古代の岩窟住居、神聖な壁画からなる135万エーカー(約5,463平方キロメートル)のそこでは、世界級の探険、静寂、レクリエーションの機会が得られる。写真:Josh Ewing 】

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カスケードのリズム

by コリン・ワイズマン

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「ただ地元にとどまってウインドリップに乗りたいだけなんだ」とジョシュ・ダークセンは言った。それはシンプルな主張であり、シンプルな目標だった。

2014 年 4 月、僕たちはオレゴン中央部のサウス・シスターで数日間キャンプしていた。キャンプ地となる山の中腹にたどり着くのには時間がかかったが、神経がすり減るような場面はなかった。ハイウェイ372 号線から整備された雪道を、スノーモービルではなくファットバイクで 16 キロ進むという目新しい手段を使ってアプローチし、そこからスプリットボードでハイクアップした。そして南側の山腹にある春の深い雪塊を掘ってベースキャンプを設営した。

豪雨でできた深い溝を避け、周辺を探索しながら 3 夜を過ごした。ダークセンはシーズンのはじめに見た積雪層との変化に注目していた。僕たちが滑ったのはほんの一部だけだったが、滑降に適した峡谷をいくつか見つけた。

【 自分の裏庭にマウント・マクラフリンのような予期せぬ秘宝が隠されているのなら、冬中オレゴンにとどまるのはちっとも悪くない。写真:TYLER ROEMER 】

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ジャンボ・ワイルド:聖域と野生地

by ロビン・ダンカン

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ジャンボ・バレーのパーセル山脈のパウダーの秘められた奥地には、ちっぽけなコンクリートのスラブがあります。放棄されたジャンボ・グレーシャー・リゾートの基礎です。それは環境認可書が無効になる前にグレーシャー・リゾートが公式にスキー場の建築に着手しようとした最後の試みの名残りです。

地元民が25年間戦いつづけているジャンボ・グレーシャー・リゾート計画はまったく意味をなさないものです。ブリティッシュ・コロンビアにもう一つ別のスキー場は必要なく、しかも野生のパーセル山脈のど真ん中に、またすでにすべての街に独自のスキー場がある地域ではなおさらです。私たちに必要なのは野生地であり、クトゥーナーハ族の神聖な価値への尊敬の念とグリズリーベアが自由に歩き回ることのできる場所なのです。

【 「いつかジャンボ・バレーのような野生地を私の子供たちに見せたいです。彼らが自分の内に野生地を培い、私たちに委ねられた世界を気遣ってくれるように」—リア・エバンス。ブリティッシュ・コロンビアのパーセル山脈ジャンボ峠にて。写真:Garrett Grove 】

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.jp をご覧ください。

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