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アルパイン・クライミング・アンバサダー 谷口けい

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私たちは今日またひとつ、悲しいお知らせをしなければなりません。 

パタゴニアのアルパイン・クライミング・アンバサダーである谷口けいさんが北海道大雪山系の黒岳北稜で遭難、12月22日に亡くなられました。

谷口さんがパタゴニアのアンバサダーとなったのは2013年のこと。記憶に残る数々の冒険、未知への可能性のクライミング、自身のやりたいことをとことん追求する姿勢、そしてあの笑顔で、私たちに多くの勇気と力を与えてくれる、かけがえのない存在でした。私たちは今回のことが残念でなりません。

 谷口さんのご家族、ご友人、そして谷口さんを思うすべての方々に心よりお悔やみを申し上げます。

 

フリー・ザ・スネーク船団アクション!

 

去る2015年10月3日土曜日、釣り人、アメリカ先住民、農夫、シャチ愛護家、ビジネスオーナー、サーモン提唱者、カヤッカー、環境保護家など300人以上が、ワシントン州南東部にあるスネーク・リバー下流のローワー・グラネット・ダム付近に集いました。多岐に渡る人たちからなるこのグループは「フリー・ザ・スネーク船団」を形成しました。彼らはスネーク下流の4基の役立たずのダムの撤去を呼びかける世界中の何千人から成る運動を代表する人たちです。オバマ大統領/政権、議会とカギとなる州および連邦機関にこれらの有害なダムの撤去を求めて、13万人以上の人びとが嘆願書とハガキに署名しました。

カヤックや他の船で集まったこの思いもよらない行動家のグループは、スネーク・リバーの現状が受け入れられないものであること、そしてそれが毎年悪化していることに同意しています。今年の夏、絶滅の危機にある何千ものサーモンが水温の上がった川と貯水池で死に、オルカはその好物の餌であるスネーク・リバーのキング・サーモンがダムによって死滅することで栄養不足になり、そして過去30年間、おもに孵化場やその他の失敗した試みに政府が費やした90億ドルは、野生の絶滅危惧魚の遡上を回復していません。

写真上:「フリー・ザ・スネーク船団」。制作会社:ムーンハウス、ディレクター:ベン・ムーン、映画撮影/編集:ペイジ・スティーブンソン、空中撮影:ホイットニー・ハセット、音楽:ピーター・M・ムリーの「エクスプロージョン・イン・ザ・スカイ」

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ダグを愛した人たちへ

by リック・リッジウェイ

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僕らの友人であり師でもあったダグ・トンプキンスがカヤック事故で命を失くしてから、僕らは世界中の何千もの人びとからお悔やみを受け取った。ダグ本人を知らずとも彼の仕事を知っていた人びとが喪失感を抱いているのは明白だ。

数日前、僕らはチリの町プエルト・ヴァラスにある〈トンプキンス・コンサベーション〉の本部で、チリ全土とアルゼンチンから訪れた人びととともにダグを偲んだ。彼の妻クリスは葬儀の冒頭で、ダグへのかぎりない愛について、彼らの野生への愛と野生の地と野生動物保護への深い献身について、そして2百万エーカーの土地を救い、チリとアルゼンチンの人びとだけでなく僕ら全員に寄付したことについてスペイン語で話した。彼女は尊厳と強さをもち、心の奥深くから溢れ出す威力で語った。ひと文、ひとパラグラフそれぞれに、彼女の内に存在するすべてを込めて。疲れ果てた彼女は一旦休止し、深呼吸したあと、語りつづけた。呼吸とともに、僕らがこれまでに見たことのない、さらに深淵なる力を取り戻しているかのように。

写真上:2008年、セロ・クリスティンの山頂のダグ・トンプキンス、リック・リッジウェイとイヴォン・シュイナード。写真提供:Conservacion Patagonica Archives

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2015年11月29日(日)「気候をまもるパリへの行進。アースパレード2015・京都」開催

by  瀬戸 勝弘(パタゴニア 京都)

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本記事を投稿する3日前の12月12日、195か国によって達成される気候への取り組みが、地球の危機を救うために大きな一歩を踏み出しました。ここ何週間かのパリに対する注目は前例のないものであり、もはや世界でもっとも影響力のある国々が無視することのできない動きを作り出した数百万もの環境活動家たちのおかげです。つい最近ビル・マッキベンが話したように、「気候の動きはいまや断固とした強いものであり、私たちへの対抗に構わず継続する力があることは明らかである」

この協定の成功は化石燃料のない経済活動を構築するための献身的な活動への歴史的合意から、それを実行するために、政府、NGO、企業からのなお一層の焦点を必要とすることでしょう。

関係するすべての皆様にお祝いの言葉を送ります。

NYTimes.com: http://pat.ag/deym
特定非営利活動法人気候ネットワーク:http://www.kikonet.org/…/press-r…/2015-12-12/Paris-Agreement

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このアースパレードの実行委員のメンバーとして参加し、あらためて感じたことは、気候変動の問題や情報はまだまだ私たちのなかに広く浸透していないということでした。気候変動(地球温暖化)のリスクには、水の問題や自然への影響、暮らしへの被害などがあり、決して私たちの生活と無関係ではないはずの問題ばかりです。でもいま日本で暮らしている私たちにとっては、正直あまり実感できない問題なのかもしれません。蛇口をひねればいつものように水は出るし、むしろ少し気温が高い方が冬の生活もしやすく、光熱費も抑えられて良いこと尽くし、と感じている方も多いのではないでしょうか。しかしそれはいまが良ければすべて良し、という短期的な満足感や考え方であり、私たちには将来の世代や地球環境を見据えた、気候変動に向けたもう少し正しい知識と行動が必要です。

【 全写真:パタゴニア日本支社 】

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ダグラス・トンプキンス(1943〜2015)

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私たちはダグ・トンプキンスの訃報を知り、深い悲しみに包まれています。ダグは私たちの会社にとって親愛なる師であり、私たちパタゴニア社員の多くにとって良き友でした。遺族の方々と彼を愛したすべての方々に心よりお悔やみを申し上げます。

彼が遺したものについてはこのパワフルな記事「Douglas Tompkins: A Force for Nature(ダグラス・トンプキンス:自然の味方)」(英語)をお読みください。以下に日本語訳を掲載します。私たちも追って彼の思い出について語っていきます。

写真上:2008年、セロ・クリスティンの山頂のダグ・トンプキンス、リック・リッジウェイとイヴォン・シュイナード。写真提供:Conservacion Patagonica Archives

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ジャンボを野生のままに:ジャンボ・グレイシャーを保護するための闘い

By マイク・ベラール

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過去24 年間、カナダのブリティッシュ・コロンビア州クートニーの住民の大半が、パーセル山脈中央部の奥地に通年営業の巨大スキーリゾートを建設するという計画に反対してきた。この地方は貴重な手つかずのアルパインバックカントリーと、グリズリーベアの重要な生息地の中心部の両方を包含している。このストーリーを掲載するために本紙の制作が進められていたまさにそのとき、州政府はスキーリゾート計画を「実質上着工されたもの」ではないと見なすことで、開発を企んでいた業者たちに重大な一撃を与えた。この展開により、企画を押し進めるためには開発業者たちは振り出しに戻って環境アセスメントの認証を再申請しなければならない。開発業者たちが次の動きを模索するなか、それを断固食い止めようと、前線を守る地元のスキーヤー、スノーボーダー、クライマー、野生生物保護活動家、ファースト・ネーションズといった人たちは、この判決によって四半世紀にわたる闘いにまもなく終焉が訪れることを願う。しかし開発業者たちが今後倍の努力を注ぎ込むにしても、反対者たちが勝利を祝うにしても、これがなんとも長く奇妙な旅だったことは事実だ。

上:ジャンボ・バレー。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州パーセル山脈中央部 写真:Garrett Grove

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クリーネストライン

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