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もう大丈夫なのだろうか? レフュジオ原油流出事故から数か月

クリスチャン・ビーミッシュ  /  2015年11月5日  /  読み終えるまで6分  /  アクティビズム

2015年5月:破裂したパイプラインが53万リットルの原油を太平洋に流出させたあと、油にまみれたビーチを清掃する作業員。カリフォルニア州サンタバーバラのレフュジオ州立ビーチ Photo: Linda Krop/Environmental Defense Center

レフュジオ-すべてが油まみれ Video: Chris Malloy、Photo: Erin Feinblatt

先祖の詠唱がこれらの海岸の原初の執事を彷彿させるなか、クリス・マロイと〈ファーム・リーグ〉のメンバー、そして僕はレフュジオ原油流出事故についてコメントする短編ビデオを制作した。トッド・ハニガンの素晴らしいレコーディング・スタジオで僕が書き留めた文章に基づいてナレーションしたのだが、フラスクからひと飲みして声帯をゆるめたあと、僕はケルアック風に詩的アドリブ(とそのときは感じた)で行くことにした。そしていま僕は、自分が言ったあることについて思いをめぐらせている。

「この災害で僕が責任逃れを主張することは馬鹿げている」

こびるのは止めよう。破裂したパイプラインを所有し、操業するのはプレインズ・オール・アメリカンで、この流出事故に100パーセント責任のある彼らがそのツケを支払うのは当然だ。しかし僕が担わなければならない責任は? それはいくらになるのだろう? 南カリフォルニア地域全体のドライバーの500万分の1になるのか?

もう大丈夫なのだろうか? レフュジオ原油流出事故から数か月

2015年5月:破裂したパイプラインが53万リットルの原油を太平洋に流出させたあと、油にまみれたビーチを清掃する作業員。カリフォルニア州サンタバーバラのレフュジオ州立ビーチ Photo: Linda Krop/Environmental Defense Center

現代社会の一員である以上、僕自身も責任から逃れられないという僕の思いは変わっていない。しかし500万分の1はあまりにも薄められた数字で、変化をもたらすためのより効果的な方法について、そして悲しいことに、それが可能かどうかについて考えざるを得ない。

ところが一週間前、カリフォルニア州議会の原油安全法案を支持するためにガヴィオタ沿岸にあるプラットフォーム・ホリーまでパドルするという〈サーフライダー・ファウンデーション〉とパタゴニアの企画を耳にした。それこそ「僕にできる何かだ」と思い、僕のボート、コーモラント号を準備した。そしてまもなく4歳になる娘のジョセフィーンと友人のイーサン・スチュワートを乗せ、ハスケルのビーチを午前7時に出帆し、約30のパドラーからなる船団に加わった。

僕らは安定した霧風によってスムーズに水を切りながら南東へとセーリングした。5.5メートルのコーモラント号は12の溝のある尖った尾のある巨大なサーフボードだと感ることがよくあるので、励ましの声をかけながらパドラーたちと一緒に進むのはいい気分だった。レフュジオ原油流出事故で掘削が一時停止しているために水中の原油層に圧力がかかり、今年の夏は通常以上の「自然」の原油が海岸に漏れているとイーサンが言った。そしてたしかに、プラットフォーム・ポリーからはオイルスリックが出ていた。不快なガソリンの臭いに包まれながらプラットフォームを超え、パドラーの集団とふたたび合流した。

もう大丈夫なのだろうか? レフュジオ原油流出事故から数か月

コーモラント号に乗船するイーサン、ジョセフィーンとビーミッシュ船長。Photo: Santa Barbara Channelkeeper

もう大丈夫なのだろうか? レフュジオ原油流出事故から数か月

パドラーたちと一緒に石油プラットフォームへ向かう途上にて。Photo: Ethan Stewart  

もう大丈夫なのだろうか? レフュジオ原油流出事故から数か月

僕らの海岸を守る3つの重要なカリフォルニア州法案への意識を高めるべく#CrudeAwakeningの旗を掲げる。より詳しく学び、行動を起こそう。Photo: Scott Soens

これは幼いジョセフィーンにとってはアクティビストとして2度目のイベント(初回はハワイの遺伝子組み換え実験に反対して2冬前にノースショアで行進)で、なんと彼女はビーチのゴミ拾いと水道の蛇口をすばやく閉めることにこだわるようになった。僕らの希望はプラットフォーム・ホリーまでパドリングすることで、カリフォルニア州議会に提案されている法案を支持することを州議会代表に訴えるよう、地元民をより幅広く奨励することだ。

ガヴィオタ海岸は幸運だった。流出したのは「たった」53万リットルで、2か月後には馴染みの連中が入り江のピーラーをサーフィンし、フィッシャーマンはオフョウを釣ろうとビーチで釣り糸を垂らしている。何百もの動物(鳥と哺乳類)が死んだが、海峡とその海岸線で繁栄する群れによりまた補充される。それでも、僕らはただラッキーだっただけなのだ。ただそれだけのことなのだ。

さまざまなリサイクリングや節減慣行にもかかわらず、環境課題は残されている。だから地元の組織を支持し、政治家を変え、愛と親切さで隣人と接しよう。僕らはまだ種として終わりではない。そしてまだこの惑星は驚異にあふれている。だが(人間と動物両方にとって)より持続可能で平等な将来をもたらす必要がある。このパドリングのようなコミュニティの努力はその最善の開始地点だ。

行動を起こそう:原油流出保護法案を支持しよう

この悲惨な出来事に利点があるとしたら、それは将来の流出事故を防ぐチャンスがいまあるということでしょう。カリフォルニア州議会に次の3つの法案が提案されています:

・海岸の流出事故への対応を改善させる

・石油会社に「利用可能な最善テクノロジー」をパイプラインに使用することを義務づける

・パイプライン検査の要項を改善させる

いますぐ行動を起こそう

このビデオに関わった下記の皆様に感謝します。

ファーム・リーグ・オリジナルズ

ティエネケ・パヴェシッチ

ティム・リンチ

マイケル・ピッゾ

デービッド・バードン

撮影監督: ダニー・モダー

エリン・ファインブラット

ケレン・キーン

スコット・ソーエンズ

モーガン・グリスウォルド(編集)

ジェイ・クラーク(音楽)

この問題について地元で活動する〈エンバイロメンタル・ディフェンス・センター〉と〈サンタバーバラ・チャンネルキーパー〉、州全体および全国で働く〈サーフライダー・ファウンデーション〉に感謝します。彼らの努力をご支援ください。

 

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