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私たちのDWR加工の問題点【アップデート】

DWR

アップデート:この投稿の大部分は2015年3月18日に最初に投稿されました。私たちのサプライチェーンにおける化学薬品の安全性を改善するパタゴニアの取り組みについて、つい最近の情報とともにアップデートしたのが本日の投稿です。

パタゴニアは、他の高品質アウトドア・アウターウェア・メーカー同様、長年にわたり耐久性撥水(DWR)加工を採用してきました。これはレインウェアの表面についた水分を水滴にして分散させる化学構造(下記参照)で、表面の飽和状態を防ぐために防水性ジャケットにも不可欠な加工です。表面を濡れたまま放置すると、実際に水分が浸透していなくてもべったりと湿った肌触りになってしまいます。パタゴニアが基準として採用してきた長鎖(C-8)フッ化炭素ベースのDWR加工は、非常に効率が高く、並外れた耐久性を誇ります。しかし残念ながら、その副生成物は有毒で難分解性のため、環境中から消滅しません。したがって完璧な性能にも関わらず、容認できないものです。世界各国の政府は化学薬品会社にC8 DWRの製造中止を要請し、高品質アウトドア・アウターウェア・メーカーはDWRに匹敵する性能を備えた代案を模索しています。

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パタゴニア・アンバサダーの試練と憧れの夏休み:日本海側末端尾根から剱岳リアル北方稜線50キロ17座の山旅(後編)

2015北方稜線kei (143)今日も藪漕ぎ

by 谷口けい加藤直之

編集者記:今年の夏、アンバサダー仲間の谷口けい(kei)と加藤直之(nao)が富山県の北方稜線約50キロメートルの藪こぎ山行をした。富山県の黒部市の最北端の末端尾根から入山し、剱岳本峰を経由して馬場島に下山。6日間の山旅で、越中駒ケ岳~池ノ平山はほとんど道がない藪こぎであり、夏に全山縦走した記録はないと思われる。

【 写真上:今日も藪漕ぎ。全写真:谷口けい 】

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パタゴニア・アンバサダーの試練と憧れの夏休み:日本海側末端尾根から剱岳リアル北方稜線50キロ17座の山旅(前編)

2015北方稜線kei (115)サンナビキ滝倉山_6座目

by 谷口けい加藤直之

世間は盛夏、まさにお盆の真っ只中の8月10日、ぼくたちは富山県黒部の、 はるか南の剱岳へとつづく末端尾根がはじまる、嘉例沢森林公園へ向かった。そこから途方も無い稜線をすべて繋げて、我々のホームともいえる剱岳・本峰を踏んで、馬場島へ下山するという壮大!?な計画だ。昨今巷では、北方稜線とは池ノ平山、いや小窓のコルから剱岳までを言及している場合が多い。しかし、池ノ平山の北方には、はるか日本海へ向かって伸びている山稜がある。積雪期ならともかく雪のない時期、しかも真夏に踏破するのは普通では考えもおよばないかもしれない。数年前からなんとなく脳裏にあったこのアホらしいともいえる計画に乗ってきたのは、同じアンバサダー仲間の谷口けいと地元富山の上田幸雄さんだった。

編集者記:今年の夏、アンバサダー仲間の谷口けい(kei)と加藤直之(nao)が富山県の北方稜線約50キロメートルの藪こぎ山行をした。富山県の黒部 市の最北端の末端尾根から入山し、剱岳本峰を経由して馬場島に下山。6日間の山旅で、越中駒ケ岳~池ノ平山はほとんど道がない藪こぎであり、夏に全山縦走 した記録はないと思われる。

【 写真上:サンナビキ滝倉山_6座目。全写真:谷口けい 】

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ハチミツを愛するがゆえに

 by ハンク・ギャスケル

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彼の手は他の農家の人のそれとは違った。硬かったり、たこやひび割れができているわけではない。ただ大きくて、純軟性があり、その動きはすばやい。僕らは分厚い白色防護服と息が詰まるような覆面布付きヘルメットを着用していたが、彼にとってはそれも苦にならないようだった。僕は熱で溶けそうになっていたのに。

マウイ島の深い森林に覆われたワイホイ渓谷にはハチの巣が無数にある。それは花の咲く生態系には不可欠だ。黒ずんだ溶岩の鉱脈で寸断された肥沃な土地にはアボカド、マンゴー、グアバ、オヒア、レインボーユーカリ、カンアオイが力強く成長し、カピアの小川が海に向かって細長く流れていく。渓谷のふもとでは、マンゴーの枯れた切り株にできたハチの巣が地元の漁夫の一家を困らせていた。

そのハチの巣はねじれた場所にあり、友人のケニーはいつもよりも敏感に、よりスムーズに作業を進めなければならなかった。20年の経験をもつ彼は、ハチが攻撃してきても平静に集中力をもちつづけた。外科医のような的確さで巣を取り扱い、箱を動かして、ハチの巣がぴったり納まるように調整する。その動きは巧みで忍耐強くありながらも熱意にあふれていた。僕の白い防護服は汗まみれの肌に密着し、ハチに刺されやすくなっていたが、僕はそれを一心に見つめた。とりこになっていた。

写真上:4枚の巣枠の1つを調べ、採蜜可能かどうかを確認するガールフレンドのマリアと僕。ハワイ、ハナ。写真:Anna Riedel

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

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