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市民からはじまる小さなうねり

by 木村 芳兼(パタゴニア アウトレット東京・目白アシスタントマネージャー)

集合写真

「エネルギーを選択するということは地域に愛着をもつこと」 という言葉が心にストンと落ちた。2013年4月、パタゴニアの吉祥寺ストアで開催されたGo Renewable - 「いまあらためて再生可能エネルギーを活かして」 『シェーナウの想い』フィルム上映会&トークイベントで、元国立市長で脱原発を目指す首長会議の事務局長を務める上原公子さんがおっしゃっていた言葉だ。そのときに心がスッとなったと同時に背中を押してもらい、いまなお大事な支えとなっている。

2007年、渋谷ストアで働いていた私がストアの環境担当をしていた当時、宮下公園を出発点として青森県六ヶ所村における再処理工場建設反対のデモが行われていた。ストアから近かったこともあり、よく参加していた。宮下公園周辺を「NO NUKES」と書かれたプラカードを持って初対面の方と同じ言葉を叫びながら練り歩いた。そこからのつながりで原子力発電に関する反対運動のイベントなどにも参加するようになり、イベント後もかならずプラカードを持って歩いた。何かに反対したり、訴えるデモ活動は全国で大なり小なりあると思う。自分にとってはじめて行った社会活動はエネルギー問題だった。

[ 静岡県地球温暖化防止活動対策推進センターが主催する『地域の自然エネルギー活用と温暖化防止を考える』温暖化防止研修会終了後の集合写真 写真:〈しずおか未来エネルギー〉 ]

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『YOSEMITE IN THE SIXTIES』 写真展&スライドトークショー by グレン・デニー

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 1950年代の終わりから1960年代はじめのヨセミテ・バレーで活躍したビッグウォール・クライミングの先駆者たちの表情を捉えたパタゴニア・ブックスYOSEMITE IN THE SIXTIES』。その著者である写真家グレン・デニーが来日。写真展およびスライドトークショーを開催します。

社会変革の気風のなか、仕事と社会から落ちこぼれてヨセミテ・バレーのキャンプ4に移住し、技術を磨き、独自の社交シーンを発展させる献身的なクライマーたちから成る小さなグループができました。この禁欲的かつボルダーに囲まれたキャンプ場はクライミング界の震源地となり、壁上で達成された壮大なる登攀の合間にさらなる冒険の踏み台とつかの間の憩いの場となりました。

写真家で映画制作者のグレン・デニーはキャンプ4の住民の一人でした。1960年代、ウォーレン・ハーディング、ロイヤル・ロビンス、トム・フロスト、イヴォン・シュイナードらを含むクライミング界の象徴的存在の多くとともにヨセミテ渓谷のビッグウォールを登った彼が、カメラを手にその時代の勇姿の現実と明るい楽観主義を捉えたのが、パタゴニア刊の写真集『YOSEMITE IN THE SIXTIES』です。

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ベアーズ・イヤーズを保護する:マトン・シチューとフライブレッド、そして公有地運動の骨格

by ウィリー・グレーアイズ

Top

僕の友人レオナルド・リーはユタ州サンフアン郡全体にまたがるナバホ・ネーション外の石油産業で働いている。石油/ガス井とそこで働く労働者を監督するのが彼の仕事だ。

だからレオナルドがユタ州サンフアン郡の190万エーカーの土地を国立保護地区や国定公園として守るためのアメリカ先住民の組織の副会長であることは意外かもしれない。

ベアーズ・イヤーズ提案が作られたのは2010年、ベネット上院議員に公有地管理について意見を求められたレオナルドのようなディネ族のリーダーたちによってだった。それまで意見を求められたことのなかったナバホの長老たちはストーリーを語りはじめ、そしてハンターやギャザラーや呪医が環境保護科学者たちと協力して、文化的に重要かつ神聖な場所を地図に印した。それに加えて、宗教主導者たちは長く埋もれた願いを、僕らがベアーズ・イヤーズと呼ぶ場所への祈りとともに風に捧げた。

写真上:ユタ州南東部のシーダー・メサはベアーズ・イヤーズ提案が通過すれば保護されるエリアのひとつ。写真:Josh Ewing

 

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ダムネーションの嘆願書をホワイトハウスに提出:ワシントン州の住民の皆さま、ぜひ行動を起こしてください

 

1月28日水曜日、活動家と映画ファン、お客様、そしてパタゴニアの全ファミリーを代表する小チームが、7万以上の(オンラインとはがきによる)署名を集めた嘆願書をオバマ大統領と主任環境アドバイザーに提出しました。映画『ダムネーション』と連動して作られた嘆願書は疲弊したダムの撤去を要求するもので、サーモンの最も重要な生息地であるスネーク・リバー下流の4基の有害なダムの撤去への道を開くことを皮切りに、史上最大の流域修復プロジェクトに着手することを求めるため、アメリカ全50州と世界60か国の活動家たちの声をもたらしました。

写真上:『ダムネーション』の嘆願書がホワイトハウスに提出される。ビデオ:Patagonia

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子どもは私たちの最高の製品:ホワイトハウスの「勤労者世帯のための変革の推進者」に参加する

by ローズ・マーカリオ(パタゴニアCEO)

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勤労者世帯への私たちの忠誠についてオバマ大統領から評価を受けることは名誉なことです。つねに家族にとってパタゴニアを素晴らしい会社にしてきたマリンダ・シュイナードと賞を受賞した社内の託児施設プログラムを30年前にベンチュラ本社に開発し、以来ずっと運営してきたアニタ・ファートゥとともに感謝します。

社員を公平に優遇したいと希望する他の会社のためのお手本となることを嬉しく思います。それは私たちの時代におけるビジネスの必須の要素です。パタゴニアは家族を支援するため、社員全員に無料のヘルスケア、病気休暇と有給の産休、社員のための社内託児施設、託児施設に通えない社員には資金援助など、数々の福祉手当を提供しています。

[ 写真上:ティンシェッドの前で遊ぶパタゴニアの社内託児施設グレート・パシフィック・チャイルド・ディベロップメント・センター(GPCDC)の子どもたち 写真:Tim Davis ]

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ルーシッド・ドリーミング

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パタゴニア・クライミング・アンバサダーのアレックス・メゴスが、バターミルクのグランパ・ピーボディのボルダー「ルーシッド・ドリーミング(V15)」の第3登を成功させました。ドイツの天才児は2度の努力を経て成し遂げました。

「夢のみたいだけど、夢じゃない。ついに僕にとって最難のボルダリング課題かつ最長のプロジェクトに成功した!」 アレックスは新たに作ったインスタグラムのアカウントでこう述べました。

同行した写真家のケン・エッツェルがこのクライミングを撮影し、詳細について語ってくれました。

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ネバダ州の「深い時間」:ベイスン・アンド・レンジ・ナショナル・モニュメントの提案

by ロン・ハンター(パタゴニア・エンバイロメンタル・アクティビズム・マネージャー)

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ジョン・マクフィーは彼の著書『ベイスン・アンド・レンジ』のなかで、ジュニパー(セイヨウネズ)で緑に染まる高い山脈、しばしば雪で白く覆われたあまり知られていない何百もの山々の禁欲的な美の静かな世界という時間、つまり「深い時間」について語っている。その地形は地質学を叙情的に喚起する本書の背景となり、プレート・テクトニクスの変革と地質年代尺度といった重要な余談も登場する。マクフィーはこうつづける。「100万年といった時間への通常の反応から自らを解き放つことができれば、自分を人間の時間の境界から自由にできる。そうすれば、ある意味自由になれるのだ」

僕はこの20 年間、グレート・ベースンを探索してきた。いちばんやりたいことはネバダ州の遠隔地を旅し、この州の自然と歴史的な驚異を発見すること。連休に人ごみを避けるのであれば、シェラネバダに行くのではなく、グレート・ベースンをぶらつくといい。大抵の場合、この土地でお目にかかるのは数頭の家畜とミュールジカ、ジャックラビット、そして遠吠えするコヨーテだけだ。マクフィーは正しい。ここは時間という概念が静止し、リラックスできる場所だ。そして運がよければ天然の温泉に浸かり、流れ星を数えることもできる。

[ 写真上:ネバダ州ベイスン・アンド・レンジの火山のカオスを見守る 写真:Tyler Roemer ]

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

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