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約束

by サミー・キャマック

Epoxy

僕と兄がはじめてプエルト・エスコンディードの写真を見たのは1979年のことだった。最近はあまり知られている場所ではなく、僕たちはビッグなレフトが立つ場所を見つけるために少し調べなくてはならなかった。僕は兄と高校を卒業したらすぐにでもそこへ行こうと約束した。そして、卒業してから数か月後、どうにかして金をかき集めて、メキシコまで行くことができた。それはまさに目を疑うような光景だった。人生で最高の波。僕はすぐに夢中になった。それはその場を去るとき、何があっても必ず戻ってくると自分に約束するような場所だった。実際、それ以来僕はここへ通いつづけている。

プエルトではすぐに学ぶことがある。リーシュを使うと、まず最初の日に、最初の大きなセットにつかまってひきちぎられる。だからすぐにリーシュなんて無意味だということに気がつく。そして次にボードが折れ、そして予備のボードも折れて、もうそれならもっとガラスクロスや樹脂を塗って強化するしかないということになる。その波は必然と耐久性へと目をむかせるのだ。

僕たちがここFCDでやっていることとそのあたりのボードメーカーとの大きな違いは使用するフォームにある。僕たちはクローズドセルのEPSフォームを使う。扱いがむずかしいため、この種類のフォームを使うメーカーは少ない。しかし、この素材は非常に強い。通常のウレタンフォームほど割れたり凹んだりすることもなく、重量も軽いため、パフォーマンスに妥協することなくさらにガラスクロスや樹脂を重ねることができるのだ。いまではプエルトに持っていくボードの数は確実に減った。これらのボードは長持ちするからだ。

【 写真:Jeff Johnson 】

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2015年「コップ-ダッシュ・インスパイア賞」受賞者発表

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ブラック・ダイアモンドスポルティバマウンテン・ハードウェア、そしてパタゴニア協賛(およびアドベンチャー・フィルム・フェスティバルアメリカン・アルパイン・クラブジョニー・コップ・ファウンデーションセンダー・フィルムの実物による協賛)による「コップ-ダッシュ・インスパイア賞」が2015年度の受賞者を発表しました。本助成金は2009年5月に映画制作者のウェイド・ジョンソンとともに中国の雪崩で遭難したアメリカ人クライマーのジョニー・コップとマイカ・ダッシュを追悼して設立されたもので、「コップ-ダッシュ・インスパイア賞」の目的は遠征を計画するチームに資金援助を提供するほか、冒険の刺激的なマルチメディアな物語を持って帰るため、遠征の前後に指導にあたります。

写真上:2008年にシャモニへ遠征したジョニーとマイカがドリュの西壁で一夜を凍えて過ごしたときの写真。写真:Jonny Copp

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外で会おう

by クレイグ・ホロウェイ

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シカゴに住んでいたころ、僕はまるで明日はないかのように走っていた。日曜日は長距離、月曜日はその2倍を走る火曜日の準備、水曜日はその週のエンドルフィンのハイライトでイリノイ大学のサークルキャンパスのトラックを脚が悲鳴を上げるまで繰り返し走った。一緒にトレーニングしていた友達がウルトラマラソンについて教えてくれ、挑戦してみたいと思った。僕にとってはじめての50キロのトレイルランニングはケトル・モレイン記念日に行われた。車を避けたり、歩行者の間を縫って走る必要もなく、ゼッケンを付けた選手だけが互いを励まし合いながら松の香りのするシングルトラックを走った。

このスポーツにより一層関わるようになると、100マイルレースでは家族や友達がクルーやペーサーとして参加していることを知った。クルーはエイドステーションで新しいシューズやギアを持って待ち、ペーサーは大きな登りや夜間に一緒に走行し、日の出まで走りつづけるようサポートする。しかしほとんどのレースではランナーは孤独で、誤って角を曲がり、どんなサポートもない場所へ行くこともある。シエラネバダ山脈での50キロで迷ってしまったとき、僕を見つけてくれたユニークなランナーについて話そう。

写真:Jeff Johnson

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不毛の盆地

by ジョアン・ドーナン

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薄暗い10月の夜明けのなか、私たちはカリフォルニアのセントラルバレーへ向かうバスに乗車しました。パタゴニアの社内教育プログラムの一貫として従来農法とオーガニック農法によるコットン農場を見学するためです。私がセントラルバレーについて知っていたことは、シェラネバダ山脈と沿岸の山岳地帯に挟まれた、世界で最も肥沃な農業地帯であることくらいでした。多くが牧畜業を営むワイオミング州西部で育った私は、まぐさとアルファルファを育てる灌漑地と機械のちらばった大きく開かれた農場地帯という光景に馴染んでいました。セントラルバレーという地はそれほど違っているのでしょうか。どのような本も、西部の歴史も、講義も、写真も、私がその日見ることへの心構えを作ってくれたものはなかったでしょう。

ベイカーズフィールドの北にある農場へ着いたとき、日は昇っていましたが、靄と完璧に平たい地形により、私は自分がどこにいるかの感覚が鈍っていました。私がこれまで頼りにしてきた地形の基準点となる断崖も台地も川底もなく、フェンスや家や村もなく、あるのは何マイルものダニがついたコットン畑のみ。農夫はどこにいるのでしょうか。トラクターや農場労働者、家族や学校はどこに。農業アクティビストでツアーガイドのウィル・アレンに、これらの農家はいったい誰が経営しているのかと聞くと、シェブロン、シェル、プリンシパル・ライフという答えがかえってきました。ご近所さんを夕食に招待したいときはどうするのでしょうか。シェブロンに電話するのでしょうか。

【 写真:Tim Davis 】

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#VidaPatagonia:セロ・サン・ロレンゾのハンガー・ゲーム

by コリン・ヘイリー

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何年もチャルテン山塊だけを登りつづけたあと、僕はついにパタゴニア・アンデス山脈の別の場所に身を置くことにし、長年の友達ロブ・スミスとともに、パタゴニアで第二の標高を誇るセロ・サン・ロレンゾの麓で11月を過ごした。エル・チャルテンが毎年シャモニ化していくなか、パタゴニア・アンデス山脈の他の場所は20年前の登攀経験とあまり変わらない。いまや衛星電話で天気予報が入手できるようになったこと以外は。

編集者記:パタゴニアのクライマーたちがまたもやパタゴニアの登攀シーズンからの写真とストーリーをシェアしてくれます。Patagonia.comのVida Patagoniaの遠征ページでご覧ください。またはインスタグラムの#VidaPatagoniaをフォローしてください。

11月10日、僕らはゴベルナドル・グレゴレスでピックアップトラックを雇ってペリト・モレノ国立公園に向かい、道の終わりで降ろしてもらった。ベースキャンプとプエスト・サン・ロレンゾとして知られる古いヒュッテにギアと食糧を運ぶのに3日間、3度の往復を要した。滞在していた3週間、人っ子一人見かけなかったが、たくさんのグアナコと、低地にハイクしていけば、毎日のように新しいピューマの糞を見かけた。

写真上:セロ・サン・ロレンゾの主峰。右の稜線がおおまかにサウス・アフリカン・ルートだ。写真:Colin Haley

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フィッシング中に直立でいつづけることについて

by ディラン・トミネ

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それは突然起きる。ある瞬間、腰まである水のなかを不安定なバスケットボール大の岩を大胆にまたぎ、2つの目は流れのすぐ先にあるスチールヘッドの緑色をした水に集中しているかと思うと、次の瞬間、より大きな傾いた岩を踏んで転げはじめる。時間はせん妄状態のスローモーションの意識へと移動し、僕のスタッドは岩の表面で黒板で爪を引っ掻くような金切り声をあげ、忘却へと向かって滑る。

もう片方の僕の足は、つま先を固定できる場所を求めて、岩のあいだを激しく揺れ動く。いまや僕の腕は狂ったように旋回し、スペイロッドは空中に投げだされる。そして僕は転げる。僕はすでにそれを知っているが、僕の潜在意識はこの事実を受け入れていない。そしてあと数秒、もがき苦しむ。それから、必然的に浸水する。重力がふたたび勝利するのだ。

もちろん、カーバイド製のスタッドが唯一の選択肢ではない。スティッキーラバー、フェルト、それどころかトラクションを必死に求めてスチールウールたわしを靴用接着剤と混ぜて靴底に塗った男も知っている。そう、じつのところその男とは僕。そしてそれはまた効果的だった。たわしが腐食し、ギア全部に錆を塗りつけて分解してしまうまでは。

【 写真:Jeff Johnson 】

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オバマ大統領、北極圏国立野生動物保護区の海岸平原地帯の保護を提言

by ロン・ハンター、パタゴニア環境アクティビズム・マネージャー

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オバマ政権がアラスカ州の北極圏国立野生生物保護区の新しい全面管理計画をまとめました。それは何百万エーカーにもわたる土地を原生地域に指定し、ほぼすべての石油/ガス開発禁止を提案するものです。オバマ大統領と内務長官サリー・ジュエルが北極圏保護区の海岸平原地帯を原生地域に指定することを提言する保護区の包括的保護計画(Comprehensive Conservation Plan (CCP))を発表したのです。

これは大きなニュースです。

米国魚類野生生物局(USFWS)によるこのCCPの提言は、北極/海洋生物と生息地を広範囲にわたって支える野生の生態系としての北極圏保護区の価値を認めるものです。保護区の海岸平原地帯は渡り鳥、ホッキョクグマ、オオカミ、ジャコウウシ、カリブーの重要な生息地であり、何千年ものあいだ、グウィッチンとイヌピアット先住民の生活と文化を支えてきました。

写真上:ブルックス山脈とキャニング川のマーシュ・フォークにかかる虹。北極圏国立野生生物保護区の「1002」エリアの西側境界にて。全写真:Ron Hunter

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ブリストル湾を守る「賢明な投資」

by ディラン・トミネ

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ブリストル湾での石油およびガス探査を禁止するオバマ大統領の最近の決断は、魚と環境にとっての勝利のようにみえるかもしれない。だが僕は、これはつまるところ時間と金の問題じゃないかと思う。どちらにせよ、いいことには違いない。その理由はこうだ。

石油とガスの埋蔵量はかぎられている。フラッキングなどの抽出技術の進展によって油脈の寿命を長引かせることはできるが、さらなる恐竜が死ぬのを待つのでないかぎり、石油やガスがあらたに作られることはない。
その一方でサーモンは、適切に管理さえすれば、おそらく究極の再生可能資源である。ブリストル湾のサーモン産業は最も管理の行き届いた世界屈指の漁場であり、毎年20億ドルの持続可能な漁業経済を生み出している。

写真上:ブリストル湾に注ぐヌシャガク川。アラスカ。写真:AlaskaTrekker (CC)

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

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