« バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル・イン・ジャパン 2014開催決定 | メイン | 荒川の大草原を守るために:グループインターンシップでの取り組み »

渇望

by ショーン・へイズ

BOP14_reeder_s_0136

僕の拳に止まっている鳥は、機を見る目をもっている。

この鳥が存在するのは僕の辛抱強い自制心と、何年もかけて改善に改善を重ねた修行のせいだと思いたいが、実際、鳥はそんなことは少しも気にかけていない。彼らの脳みそにあるのは、チャンスを逃さないことと、周囲の環境を利用するために目や羽根、あるいは体形といった、自分の体の構造のすべてを統合させる回路だけ。鳥は有益な状況をひたすら待ち、そしてそれに全力をかける。

【写真すべて:Shawn Reeder】

僕はこの鳥にとっての有益な状況ということになる。我々はチームだ。僕は約束する。これまで一緒に訓練したとおりに飛べば、獲物が得られることを。僕が言うとおりの高い高度で飛べば、獲物を出すし、そうでなければ、呼び戻す。

僕は鳥が野生の本能を保てるよう心掛ける。獲物を狩ったら、それにありつける。失敗しても、上手く飛び、自主的に急降下して、戻ってきたら、グローブのうえで餌を食べさせる。

それが我々の関係だ。

鳥は1羽1羽違っても、訓練は同じ。マニング(人間になつかせる)、フーディング(目隠しをする)、拳のうえで餌を食べる、ルアートレーニング(疑似餌を使ったトレーニング)など。どれも忍耐を要するアプローチだ。何年もかけて、僕はシエラネバダの東側で狩りをし、ネブラスカで草原ライチョウのうえを飛び、他の鷹匠から学べる場所へならどこへでも旅をするといった生活をしてきた。これはスポーツではなく、アートでもない。これは修行であり、課題である。すべてを知りつくした鷹匠など、僕は知らない。

--------------------------------- 

ショーン・へイズは幼少時代からさまざまな種類の猛禽類とともに飛び、そして狩りをしてきた。現在彼が重点的に取り組んでいるのは大型の隼。カリフォルニア州ビショップとネバダ州のリノを交互に拠点としながら、シエラネバダ東側で活動する。

BOP14_reeder_s_0132

「鳥は肉体と精神の両面から準備ができていなければならない。最初の数か月、僕は鴨狩りをさせることにしている。鴨は選択能力に優れた賢い鳥で、角度、タイミング、風の交わし方などを教えてくれる。鷹は鴨を十分腹におさめれば、より困難な獲物に立ち向かうことができるのだ」

BOP14_reeder_s_0131

BOP14_reeder_s_0135

BOP14_reeder_s_0129

関連記事

コメント

コメントの確認

コメントのプレビュー

プレビュー中です。コメントはまだ投稿されていません。

処理中...
Your comment could not be posted. Error type:
コメントを投稿しました。コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。 さらにコメントを投稿する

入力された文字と数字は画像と一致していません。再度入力してください。

最後に、下の画像の中に見える文字と数字を入力してください。これはプログラムを使ってコメントを自動的に投稿するのを防ぐために行われています。

画像を読み取れない場合は 別の画像を表示してください。

処理中...

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。

クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

クリーネストラインとは

RSSフィード

Twitter

© 2013 Patagonia, Inc.
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...