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羽の軽さで、愛よりも重く【写真を追加してアップデート】

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キム・ストラウドは1年に5,000本、1日に15本かそれ以上の電話を受けます。キムは州および米国魚類野生生物局より認可を受けた施設、〈オーハイ・ラプター・センター(ORC)〉の創始者です。ORCはカリフォルニア州オーハイの丘陵にある数エーカーにまたがり、負傷したり親を失ったりした猛禽類に住処とリハビリを提供しています(キムいわく、猛禽類に限らず、やって来るどんな野生動物も受け付けるとのこと)。

1991年にサンプルメーカーとしてパタゴニアに雇われたキムが自身のプログラムを始めたのは、パタゴニアのベンチュラ本社の裏にある小さな木工場でアメリカワシミミズクの雛を育てることからでした。このスペースが足りなくなったので自宅の車庫で仕事をし、ついに2000年に現在の場所に移りました。筋金入りのボランティアによって一から建てられたこのセンターは、現在1年に800の動物を受け入れ、そのうち約550が猛禽類です。カリフォルニア州最大のフライトケージを有するセンターでもあります。

【電線で片翼を失った24歳のイヌワシのシャイタン。写真:Tim Davis】

しかし、ハヤブサにはどのような鳥かごも十分ではありません。彼らは狩りのために1.6キロの高さまで飛び、時速325キロで飛び込んで回転するのです。そこでキムはタカ狩りの名人と仕事をし、ハヤブサをはじめとするその他の猛禽類をリリースする前に調整します。

「タカ狩りには膨大な献身が必要です。1週間に4〜5度は飛ばし、獲物を探すために長距離を旅しなければなりません。しかし鳥が獲物を口にして飛び去ってしまうのではなく、戻って来てくれるのは素晴らしい喜びです」

猛禽類は指標種です。彼らの存在/途絶とその健康は、私たちのそれを直接意味するため、米国疾病管理センター(CDC)はキムのセンターなどからの報告を綿密に追っています。気候変動が急速化し、異常気象や環境災害が動物の移動と個体数に影響を与えるにつれて、キムは自分の仕事がますます重要になっていることを理解しています。

「それは最初に関わりたいと思っていたよりも、さらに大局的なものになってしまいました。動物への愛からはじまったこの仕事は、いまやそれ以上のものとなっているのです」

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【写真上:キム・ストラウドと3歳のアメリカワシミミズクのニュートン。写真:Tim Davis】

人間の影響により生息地が破壊されるにつれて、猛禽類は都会に巣作りして順応する。雛が誰か家の裏庭に落ちていると、憂慮している人たちは彼らを「救助」する。〈オーハイ・ラプター・センター〉のような場所は、こうした鳥の社会復帰訓練所の役割を果たす。

 

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「ハヤブサをスポンサーするために6か月分のお小遣いを貯めた6歳の子供がいました。彼の家族はおもちゃ屋さんの近くに住んでいて、お父さんいわく、その子は毎日店の前を素通りしながら、『ダメダメ、ハヤブサをスポンサーするために貯金しなきゃ』と言ったそうです。そう、私たちがやっているのもまさにそれなのです」

【2歳のハヤブサのギャビン 写真:Tim Davis】

 

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「彼らはありがとうも言わず、私たちを振りかえることもしません。でも鳥が野生に戻るための手助けしたのを見ると、私たちの心は開くのです」

【元気になったアカオノスリをリリースするORCのボランティア、ジャクリン・ディサンティスとエリザベス・ブルーワー 写真:Tim Davis】

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