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Worn Wear :着ることについてのストーリー

 

今日は皆様に『Worn Wear:着ることについてのストーリー』のフィルムをぜひご覧いただきたく、ご案内させていただきます。

Worn Wearは私たちが所有するモノや私たちが生きる人生における質の探求です。このショートフィルムは私たちをメキシコ、バハの電気や水道のないサーフキャンプ、ニューハンプシャー州コントクックでメープルシロップを採集する一家、カリフォルニア州オーハイのオーガニック農場、またスキーのチャンピオンやナショナル・ジオグラフィックの写真家、そして伝説的なアルピニストのもとへと導きます。パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードのインタビューも収めた本フィルムは、購買行動に対する人びとの狂乱への防御手段であり、Worn Wearはすでに所有しているモノを称賛することへの招待です。

【ビデオ:Worn Wear:着ることについてのストーリー

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脱原発をめざす首長の輪:第四首「自治体からのエネルギー転換」

by 保坂展人(世田谷区長)

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レジリエンスは自治体から

今年、世田谷区は今後20年間の基本的な指針として基本構想を決定しました。この基本構想は、東日本大震災と原子力発電所の事故を受けて、災害への備えや地域社会のあり方を根本的に見直すものとなりました。基本構想には9つのビジョンを定めていますが、その中でも「災害に強く復元力のあるまち」、「環境に配慮したまち」を作る方向性を打ち出しています。エネルギーの分野では原子力を中心とした大規模集中型のシステムが、いざという時に復元力の弱い硬直的なシステムであることが明らかになりました。しなやかな復元力(レジリエンス)を生み出すためには、小規模分散型の自立的なシステムの構築が不可欠です。こうしたシステムを形成できるのは国や電力会社ではなく、消費者である区民に近い自治体こそが主体となるべきです。区長就任以来、私はこうした観点のもとさまざまな施策に取り組んできました。

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夢中にさせるもの:愛することを仕事にしている人びとを特集した短編映画シリーズ

by クリス・マロイ

 

僕はいつも気づいていた。「理想の仕事」をもつ人たちは、情熱を抱いているものに夢中で、仕事をしているということを忘れている、ということに。それが、僕らの短編映画シリーズ「preOCCUPATIONS(夢中にさせるもの)」を生み出した。登場人物はそれぞれ違っても、彼らには共通の特徴がある。それは、給料袋の厚さにではなく、やっている仕事への愛情に掻き立てられているということだ。

このプロジェクトは映画制作者やミュージシャンによって支えられているが、彼らもまた、愛することを仕事とする方法を模索している。このシリーズを楽しんでほしい。でもそれ以上に、視聴者が自身の情熱を見つけるインスピレーションになってくれるとうれしい。

クリス・マロイはパタゴニアのアンバサダー兼「preOCCUPATIONS(夢中にさせるもの)」のディレクター。彼のこの他の作品は〈Woodshed Films〉でご覧ください。

私たちの水を泳げる状態に保つ:パタゴニア本社のバイオスウェール(浸透池)・プロジェクトと「スイマブル・カリフォルニア・デー」

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過去数年間、そして最近も「アワ・コモン・ウォーターズ」のキャンペーンを通じて、パタゴニアは最も困難な水質汚染の問題、つまり雨水の流出に焦点を当ててきました。雨が駐車場や屋根や歩道のような透水性のない表面に降ると、そこにあるゴミ、動物の糞、オイル、ガソリン、洗剤、農薬、残留化学物質、銅や鉛といった重金属が一緒に流れ出します。基本的に表面にあるすべてのものが洗い流されるのです。雨水は通常、排水溝のような低地に流れ込みます。そしてそこからろ過も浄化もされることなく水路や川や沿岸地域、あるいは海に直接流れ出します。

雨水はカリフォルニアの水の最大の汚染源で、毎年、南カリフォルニアのビーチで約100万人を病気にしています。ここベンチュラでは健康衛生上の理由から、降雨後72時間以内の海水浴およびサーフィンは避けるよう忠告されています。海岸に流出する汚染された雨水はカリフォルニア州の4億ドルの、海をベースとする経済を脅かします。〈California Coastkeeper Alliance〉はこれらの深刻な健康および経済への影響について、一般の知識を広めてこの問題に対処するため、パタゴニアのような企業とパートナーシップを組んでいます。

これは私たちの海であり、海岸であり、地元の川です。私たちの水に入るものは私たち全員の問題なのです。

[写真上:パタゴニアのベンチュラ本社の正面入り口。この通路は駐車場からの雨水をろ過するために新しく作られたバイオスウェールの上に敷かれている。写真:Jeff Johnson]

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暗黒の時間

by ケリー・コーデス 『FALL 2013:THE WHOLE ENCHILADA』カタログより

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「目を閉じるとすごくヘンなものが見えるんだ」とクレイグが言う。だから僕も目を閉じて、そのすごくヘンなものを見る。千分の1秒がゆっくりと僕の頭を過ぎ、思考やイメージがシャッターの隙間を通る光のように漏れていく。そして道路標識のような、他の横断幕と混合したピカピカ光る広告掲示板のうえにふたたび現れる。何かのスナップ写真だろうか。もしかしたら、何もないのかもしれない。

この40時間で、寝たのは3時間だけ。精神分析するエネルギーもない。だから僕は目を開ける前にもう少しそれを見る。歯はカタカタと音を立て、手を見つめると、それはまるでマネキンの手のように冷ややかで活気がない。昨年の夏ひつぎの中に横たわっていた従兄弟を思いだす。それはどれだけ彼ではなくなっていたことか。活力はなく、もぬけの殻。すごく奇妙。僕はうとうとする。2~3分、20分? 寒さに震えて目が覚める。うめき声を出す。

最悪の間違いはときにいとも簡単に、ほとんど自然の流れとして起こる。まるで波や強風が地面から羽を持ちあげるように。

【フィッツロイからの下降時に直面した悲惨なビバークから抜け出そうと、不確かな日の出とともに登攀準備をするケリー・コーデス写真:Craig Scariot】

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ダムネーション:80,000のダム、51のインタビュー、1つの映画

by  ケイティー・クリングスポーン

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2011年7月、映画制作チーム〈Felt Soul Media〉のベン・ナイトとトラビス・ラメルはSportsmobile社のバンを借り、カメラ機材とコンピュータと着替えを詰め込んで、長時間互いに顔を突き合わせることを覚悟して、長旅に出発しました。

【写真上:『ダムネーション』の撮影現場での共同ディレクター、トラビス・ラメル。全写真提供:DamNation】

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パタゴニアの「アワ・コモン・ウォーターズ(共有の水)」キャンペーン(2011年〜2013年)からのハイライト

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パタゴニアは過去2年間、環境キャンペーン「アワ・コモン・ウォーターズ」を展開してきました。これは水資源にパタゴニアが与える影響と、人間が水を使えば使うほど他の生物のための水が減る、という単純な事実への認識の両方を呼び起こすキャンペーンとなりました。

パタゴニアの環境キャンペーンは、今年9月より「レスポンシブル・エコノミー(責任ある経済)」へと移行しました。



「アワ・コモン・ウォーターズ」の終了にあたり、このキャンペーンの成果のいくつかに焦点を当てると同時に、継続して努力する重要なパートナーへ感謝の気持ちを送りたいと思います。



本キャンペーンでは淡水の不足や壊れた川と汚染についてだけではなく、パタゴニアの企業としての水の消費についても焦点を当てました。これらの問題に一緒に取り組んだ環境団体名を本投稿の終わりにリストしています。


[写真上:カリフォルニア州ベンチュラ郡のマティリハ・ダムの撤去指示。写真:Matt Stoecker]

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核心の疑問:アルパイン・フィールドテスターの記録

by ケリー・コーデス 『14 stories::fall2013』カタログより

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5,500メートル地点。冷たい水滴がオーバーハングから滴り、シェルに当たっては弾ける。僕はひとときそれを見つめ、その形を研究したあと、頭を振って、ペルーのコルディレラ・ブランカの広大な景色に焦点を合わせる。水平線には果てしない山々が広がり、早朝の靄が谷間からけだるそうに立ち上る。数キロ圏内に存在する唯一の人間は、ロープの反対側につながっている。僕らはデイパックだけを背負って一晩中登りつづけていた。上では風が山頂の尾根を打ち付け、その先端を攻撃しては、深い青空を背景にゴシック調の形をした雪庇を作っている。僕らは半分登ったところにいた。

登っているとき、僕はたいていテストをしている。自分自身とギア、そして自分の心を。

僕らがテクニカル製品を作るとき、それは必要性から、つまり解決すべき問題からはじまる。そして誰か——デザイナーかフィールドテストのディレクター、あるいは僕らのようなフィールドテストの実験サルのひとり――がアイデアを思いつく。試作品が出来上がると、テストが必要になる。僕らはときとして詳細にこだわる専門的ギアを作り、またあるときは多用途性に焦点を置く。軽量さは耐久性に対してどの程度重要か。エンドユーザーにとってある機能は理にかなっているか……。すべてを完璧にこなすものはなく、僕らはトレードオフについて苦悩し、議論する。リサイクルはできるか。作ることが環境にどう影響を及ぼすか……。

【ネバダ・ウルタのパーソナル・ジーサスを初登するジム・アール。ペルー、コルディレラ・ブランカ 写真:Kelly Cordes】

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.jp をご覧ください。

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