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脱原発をめざす首長の輪:第二首 「首長の皆様へ」

by 三上 元(脱原発をめざす首長会議世話人、湖西市長)

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脱原発の方向の意見をおもちでありながら、いまひとつ具体的な行動をされていない市町村長の皆様に申し上げます。世論の70%以上は「原発ゼロを目指せ」と回答しています。また再稼働してほしくないと答える人が過半数を占めています。にもかかわらず、衆議院と参議院のふたつの選挙では自民党が過半数を占めました。自民党政権は原発の再稼働をしようとしており、「原発ゼロを目指さない」と公式に発言しています。一方、福島第一原子力発電所は地下水の流入を止めることができず、汚染水が海へ流れ出ていることを知りながら事実を隠し、具体的な対策に手をつけていませんでした。除染も進んではいません。この様な実状のなか首長として何も行動しないのは、政府のやり方を支持することになります。

脱原発の意見をおもちなら、我々がはじめた〈脱原発をめざす首長会議〉に参加してください。現在の会員は85名であり、春夏二回首長会議集会をもって、脱原発の勉強会と宣伝活動をしています。今年中に会員を100名にしてマスコミへの注目度を高め、全国の市民に目に見える形で脱原発の流れを作っていきたいのです。それとともに、脱原発に資する取り組みに関する情報交換も会員間でおこなっていきたいと思っています。海外の首長からも多くの賛同の声が届いています。今年4月に日本の原発発祥の地である東海村で第2回総会を実施した際には、ドイツで最初のエネルギーシフト都市であるフルト市長をはじめ、同国ニュルンベルグ市長やシュツットガルト市長、また韓国で45名の首長が加盟する〈脱核・自然エネルギー転換のための首長の会〉からも賛同のメッセージをいただきました。このような声とともに〈首長会議〉として今年5月にはエネルギー政策のためのドイツ視察をし、現地の自治体と意見交換なども行っています。

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Coyote No.49 特集 今こそ、パタゴニア。

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「パタゴニア」の世界をよりよく知るために旅に出る。
ベンチュラ、ワイオミング、ハワイ……。

「パタゴニア」が40年の歳月をかけて静かに私たちに伝えてくれたことを、一つ一つ紐解いていきたい。商品を通して生地を見直し、産地を検証することから、社会や環境に対する責任を持つことの意味。創業者イヴォン・シュイナードのシンプルな生き方にこそ、私たちが進むべき道が示されている。
ここではないどこかへ。
一つの場所にとどまらず、先を進むことも引き返すことも恐れない。
文化であり、哲学であり、生き方でもある「パタゴニア」の在り方を通して、
過去の40年ではなくこれからの40年へ、旅をする読者にこの特集を贈ろう。

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『Coyote No.49 特集 今こそ、パタゴニア。』は9月25日発売。パタゴニア直営店およびオンラインショップ、また全国の書店でもお買い求めいただけます。

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なお、パタゴニアでは発売に際し、トークショーを行います。

「コヨーテとともに
今こそパタゴニア40年の軌跡を歩む。」

スピーカー:
藤倉克己(パタゴニア・インターナショナル・マーケティング・ディレクター)
新井敏記(Coyote編集長)
佐藤秀明(写真家)

10月15日(火)19:30~ 京都ストア(要予約:定員40名)
10月16日(水)19:30~ 東京・ゲートシティ大崎ストア(要予約:定員70名) 

「パタゴニア」の世界をよりよく知るために旅に出よう。パタゴニアが40年の歳月をかけて僕たちに伝えてくれたこと、たとえば社会や環境に対する責任、一番シンプルな生き方、それこそが私たちが進むべき道が示されている。たった一人で荒野に立つ勇気、経験と叡智をより知るために。

詳細はこちらからご覧ください。お問い合わせ/ご予約は各ストアへ

ゴムを見直す:プラスフォーム製フリップフロップ・サンダルのリサイクル革命

by イーサン・スチュワート

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アウトドアファンの方なら誰でも、沢に寄り道してひと泳ぎしたり、チューブを追いかけて一日過ごしたりしたあと、愛用のサンダルが突然ダメになる、という経験をしたことがあるはず。鼻緒が外れたり、すり切れたり履きつぶしたりして親指の下の底の部分に穴が開いたり…。いずれにしても、「お疲れさま」と声をかけたあとは、ゴミ箱行きが決まっています。生分解可能な素材からできていないそれらは、ゴミ埋め立て地でスペースを取るか、下手をすればいま遊んできたばかりの海に投げ捨てられる、というのがほぼお決まりの運命です。

たしかに、クリエイティブなアップサイクル(ドアストッパーとかハエたたきなんか)で、使い切ったサンダルのそんな結末を多少なりとも遅れさせることはできますが、合成ゴム、発泡剤、エチレン酢酸ビニル(EVA樹脂)、ポリウレタン(PU)といった、一般に普及する石油化学系のプラスチック製のものはほとんど全部、最終的にゴミ処理場に向かうことは避けられません。残念なことに、リサイクル技術が向上している今日においてすら非理想的な幕切れはつづき、私たちの子供、さらにその子供がツケを払わなければならない状況にあります。

そしてそれは今日、カリフォルニア州ニューポート・ビーチ市に本社をおく小規模な新興企業、プラスフォーム社のおかげで、この筋書きは著しく前向きでエコ・フレンドリーな方向に転換しようとしています。

[写真上:メンズ&ウィメンズ・レフリップ(写真はメンズ)は、リサイクル素材のフットベッドを使用し、最終的に使用不可能となった際は100%リサイクルが可能。写真:Patagonia.com]

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奄美大島に「結い」の精神を繋げる「結人プロジェクト」

by 白畑 瞬(カヌーガイド)
 
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いま僕は、日本のはるか南西に位置する徳之島と奄美大島の海域で、サメからの歓迎を受けながら激しい潮流に逆らって、相棒の一人乗りアウトリガーカヌー「結人号」とともにひと漕ぎひと漕ぎしながら前に進んでいる。

大自然が広がる奄美大島に生まれたにもかかわらず、高校を卒業するまで島の歴史や文化について何ひとつ知らないただの若者で、皆が想像するような「島人」 ではなかった。高校を卒業してから10年間、島でカヤックやカヌーやサーフィンをしながら国内外のレースに参戦してきた。いちばん印象に残っているのは、過去3回出場したハワイのオアフ島とモロカイ島を結ぶレースだ。気候、自然、海の色が生まれ育った奄美のようで、どこか懐かしく居心地がよかった。そして、島々を結び、島の誇りを再確認したいと強く思った。

[ 風の吹く先にはネリヤカナヤ(理想郷)。カヌーに書いているたくさんのメッセージに励まされながら ]

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100マイル走ることについて知っておくべき10のこと

by ジェフ・ブラウニング

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1)100マイルのランというのは、本当に、本当に、長い。言い換えれば、精神的なゲームを同時にやっているようなもの。やろうとしていることへの精神的な準備がなされていることが、首尾よくゴールするための最重要事項である。

2)前半におけるペース配分。エゴと自分のペースは胸にしまっておくこと。過ぎ去る距離と、通り過ぎる景色を、リラックスして楽しむべし。

3)すべてのことを、流れるようにおこなう。トレイルを流れ落ちるように、滑らかに動きつづける。足取り軽く、浮かんでいるかのうように考える。意図的に、効率良いランナーになる。

4)仲間に荷物を持たせない。もし彼らの車に問題が起きたり、道に迷ったりしたら、レースに必要なものが手に入らないかもしれない。大切な装備(予備のギアとか、ジェルのリフィルとか、ライトとか)は、大会のドロップ・バッグを利用すること。そうした荷物ナシに走らなければならないことになったら、レースを台無しにしてしまうだろう。

5)人生を照らし出そう。夜走るというのは、それ自体が経験である。準備のためのトレーニングでは、夜も走ること。レース中はギアの調整はしたくない。すべてを合わせておくように。レース中少なくともライトは2つ持ち、夜間の走行に備えて、ドロップ・バッグにもバックアップ用のライトを用意する。暗闇の森のなかでつまずくことは、もっともしたくない。

6)便利で素晴らしいスマートフォンも、荒野の真っただ中で方向を教えてくれることはない。コースマップを研究し、コースの詳細を徹底的に勉強すること。それは、レース終了後に誇らしげなベルトのバックルを勝ち取るか、手ぶらで家に帰るかの違いを生む。コースを知ることで、遭遇するであろうことに対して精神的な準備をするだけでなく、実際に道を誤ったり、曲がるべき場所をすっかり通り過ぎてしまうのを防ぐことができる。

7)椅子を警戒する。前に進もうとする勢いが重要なので、必要なとき以外は座らないこと。できることはすべて動きながらやるという考え方をする。エイドステーションでは必要なことを済ませたら、先に進むように。

8)「次、腕立て20回!」鬼軍曹になれ。何に対しても、自分をだらけさせない。食べる時間が来たら、食べる。塩分を取る時間が来たら、塩分を取る。頭のなかに絵を描いて、状況を把握する。

9)集中する。エイドステーションに着く前ごとに、心のリストを作り、到着する前に、エイドステーションで何をする必要があるかを知る。これにより、到着したときに何かを忘れてしまうのが最小限になるだろう。ボランティアや質問やクルーに翻弄されると、圧倒されてしまう。心構えをしておくこと。

10)楽しい場所を探す。自分自身を自分のなかの精神的に「楽しい場所」にいさせておくことが重要だ。ネガティブな考えを意識内の会話に忍び込ませない。ポジティブでいること。そして、辞めないことだ。

【「2013 San Diego 100 Mile Endurance Run」で勝利への道をいくパタゴニア・アンバサダーのジェフ・ブラウニング 写真:Jeff Johnson】

Better Than New (新品よりもずっといい):「ファッション・ウィーク」中の『ニューヨーク・タイムズ』紙

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Better Than New (新品よりもずっといい)
1994年製のパタゴニアのサーフ・トランクス

9月10日の『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載した広告より 



今週はデザイン界が新作に注目する「ファッション・ウィーク」。そこで私たちは新品よりも良いものに目を向けてみようと思います。つまり長持ちするものについてです。私たちはパタゴニア製品の品質と機能性に誇りをもっています。けれども、私たち、あるいは誰が作るものであっても、新作というのはすべて自然に対して、私たちが返すことができないほどの犠牲を払わせているのです。

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裏庭のフラッキング

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パタゴニアの環境キャンペーン「アワ・コモン・ウォーターズ」を通じて、また私たちの住む町や身近な地域が、年々拡大する石油や天然ガス開発の危機にさらされている状況を受けて、一般に「フラッキング」と呼ばれる水圧破砕法が、水、大気、土壌、野生生物の生息環境、そして人体の健康に弊害をもたらす可能性について、私たちは大きな懸念を募らせてきました。現在、米国内にある石油・天然ガス坑井の90パーセント以上は掘削にフラッキングを利用しており、その工程に使用される多くの薬剤や化学薬品が人体や野生生物にとって有毒な物質であることがわかっています。

そしてフラッキングは米国東部だけでなく、世界各国に広まっています。

天然ガスは何十年ものあいだ、大規模な自然に噴出するガス田の上に垂直に掘られた単一坑井から採取されてきました。その後、高収益をうたい文句に登場したのが、水と化学物質を大量に使用してシェール(頁岩)層から天然ガスを採掘するフラッキングです。

[写真上:小学校から草地を隔てただけの場所にある、エリー町内のフラッキング式の天然ガス採掘地。写真:Topher Donahue]

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ボイス・ユア・チョイス 2013 - 環境助成金の配分にあなたの声を

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「ボイス・ユア・チョイス」はパタゴニアに来店されるお客さまが地元の環境問題によりかかわることができるようにとアメリカの直営店でその取り組みがはじまりました。それぞれの地域で活動する環境保護団体が取り組んでいる問題に焦点を当てながら、来店されるお客さまにグループを紹介し、「ボイス・ユア・チョイス」を通して各ストアの環境助成金予算の使い道について、お客さまの直接参加を呼びかけています。

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それでもやっぱりクライミングが好き

by 花谷泰広

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2012年はある意味出来過ぎた一年であった。「これまでやってきたことの成果が出た」と言ってしまえば聞こえはいいが、自分がもっている力なんていうのは自慢できるほどのものではないし、パートナーのおかげで登ることができた部分はたくさんある。自然条件にも恵まれた。キャシャールに行く前、あるいはパタゴニアに行く前に、身を削るようなトレーニングをした記憶もない。それでも登れてしまった理由は、もちろんこれまでの経験は大きかったけど、強かったとか才能があったとかではなくて、やっぱりただたんにいろいろと恵まれていたんだと思う。

けれども6月からおよそ1か月間の北米ロッククライミングツアーは、クライマーとしての甘さや経験のなさを痛感した日々だった。クライミングはスポーツだ。中学時代は陸上部にいたけど、たとえば100メートルの自己記録を縮めるには、日々コツコツとトレーニングを積み重ねていくしかなかった。飛躍的な記録更新などはなく、一喜一憂はほどほどにつづけていった者だけが、次の世界を見ることができた。記録を更新するよりもむずかしいことは、コツコツつづけることそのものなのかもしれない。クライミングも同じだ。飛躍的な進歩などない。「どうやったらうまくなるか」と聞かれても、やっぱり近道などなく、ひとつひとつをコツコツと積み上げていくしかない。誤解を恐れずに言うなら、思い立って富士山に登ることはできるかもしれないけど、クライミングはそういうわけにはいかないのだ。

【ニードルズの好ルート"The Don Juan Wall" 写真:花谷泰広】

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.jp をご覧ください。

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