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何て散らかり方なんだ:プラスチックによる公害の前に存在していた世界を思い出そう

by ジェリー・ロペス

gerry

僕はG-LANDというインドネシアのサーフスポットで多くの時間を過ごした。そこはジャワの南東、アラスプルオ国立公園の端に位置し、かなり人里離れた場所にある。実際はインドネシアのカモメが飛ぶなかを、いちばん近くの村からわずか15キロの場所だが、その地形と生息する動植物を考えると100万キロくらいはなれているような感覚を受けた。この地域の住民はといえばジャワトラ、イノシシの群れ、インドネシアの野生の水牛、コモドドラゴン、わんさといる毒蛇…。サーフボード数枚だけのプロテクションを頼りに、僕はいったい何をやっているのだろうとよく思ったものだ。

パタゴニアのサーフィン・アンバサダー、ジェリー・ロペスが使い捨てプラスチックのなかった時代の暮らしについてのストーリーを投稿してくれました。滅多におめにかかれないG-LANDの初期の写真をお楽しみいただき、そして〈Plastic Pollution Coalition〉に参加するとともに、使い捨てのプラスチックを毎日拒否してください。

[写真上:こんな波があったら一日中サーフィンするしかない。1970年代後半か80年代初期のG-LANDのジェリー・ロペス。写真:Don King]

1970年代中頃から後半のころ、僕たちは竹で作られたいくつかの家と料理用小屋から成る仮キャンプの設営を許された。人の気配のまったくないビーチ―——それは僕たちがよく通った唯一のエリアだったが——―は絶対的に原始のままだった。当時唯一の容器だったグラスのボトルに入った飲料水を持ち込み、ジャングルにトイレ用の穴を掘り、ゴミは燃やした。モンスーンがサーフィンのシーズンに終わりをもたらすとそこをはなれた。

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着古されたパタゴニアのコットン製品は何に生まれ変わるのか

コットン繊維を酵素で糖化する前と後

今治駅に降り立つとロータリーの向こうに「ようこそ タオルと造船の町 今治へ」という標識が目に入ります。今日はその「タオル産業、造船の技術、そして最新の化学の3つが融合」したともいえるコモンスレッズ・イニシアティブの新しいパートナー、日本環境設計株式会社のリサイクル施設についてご紹介します。

日本環境設計は設立5年目と若い企業でありながら、革新的なリサイクル技術と仕組みの構築において産官学をリードし、著名企業/ブランドをプロジェクトメンバーとする繊維リサイクル・プロジェクト「FUKU-FUKUプロジェクト」や携帯電話のリサイクル・プロジェクトを立ち上げるなど、リサイクルの普及と循環型社会の形成を推進している企業です。パタゴニアでは2005年に帝人株式会社のケミカルリサイクル技術により、ポリエステル製品をバージン原料と同等の品質を持った原料に再資源化する仕組みをスタートさせました。その後、コモンスレッズ・イニシアティブの「パタゴニア製品が埋め立て地で眠らせない」というゴールに向かってさまざまなオプションを検討してきました。そのなかで、日本支社においてはリペア(修理)、リユース(再利用)したあと、最終的にぼろぼろになって寿命が尽きたコットン製品を、日本環境設計がもつ2つの技術を活用してリサイクル(再生)することにしました。

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スノーボード・アンバサダー、ジョシュ・ダークセンとのチリ、ポルティージョでのスノー製品テスト

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パタゴニアのスノーボード・アンバサダーであるジョシュ・ダークセンとスノー製品デザイナーのグレン・モーデンをフィーチャーした最新ビデオをお届けします。彼らはこの遠征で来秋デビューする新製品のデザインをテストしました。

チリ、ポルティージョでのスノー製品テスト   

Words of wisdom - 偉大なるサーファーたちの教え

2011年の夏、パタゴニア・アンバサダーの岡崎友子名古屋サーフ東京仙台札幌北の各ストアで「Words of wisdom」と題したスピーカーシリーズを行いました。そこではさまざまなスポーツにかかわりながら世界中を旅し、また多くのマスターたちにインタビューしてきたなかで彼女の心に残っている言葉やできごと、そしてそこから自身が感じたことや学んだこと、受けた影響などについて語られました。12月にはジェリー・ロペスとのエピソードをここで紹介しましたが、今日はその第2弾をお届けいたします。

Nagoya
[ 名古屋ストアでのスピーカーシリーズ後、スタッフと。2列目の真ん中が岡崎友子 写真:パタゴニア 名古屋 ]

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誰かに言われたことや本で読んだことがずっと自分のなかに残っていて、ふとしたときに思い出されることは誰にでもあると思います。私も悩んでいるときや方向を見失ったときに思い出す言葉がたくさんあります。海にどっぷりと浸かった生活をしていることもあり、サーファーや海の先達から受ける影響が大きいのはもちろんですが、スポーツだけでなく海を通していろんなことを感じたり、学んだりすることも多くあります。そして長いあいだ海と深く付き合ってきた人たちの言葉には、海だけにかぎらず、すべてのことに当てはめることのできる教えがとても多いのです。

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ナムナニ峰、未踏の南面を冒険 - 南から北へ、この山塊を縦走したくて

ナムナニ南東壁[ ナムナニ南東壁の朝焼け ]

『冒険』という言葉を手元の辞書で引いてみると、「危険を冒すこと」、「成功のたしかでないことをあえてすること」とある。子供のころから冒険家に憧れていた谷口けいは、「いつか自分も未知の領域を冒険したい」という強い思いを胸に、はじめて出かけたアラスカの山の頂上から見える果てしなく広がる世界に、自分の冒険の旅がはじまったことを悟る。以来、数々の高峰を登攀し、2009年春には前年のカメット(インド/ガルワールヒマラヤ)初登の功績が称えられ、第17回ピオレドールを受賞。そして昨秋、西チベット最高峰のナムナニ峰の南面からの初登を果たす。登ることはもちろん、それまでの準備にも苦労の連続だった今回の登頂を、本人からのレポートでぜひ追体験してください。

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マイク・コルポ(1975-2011):「ローカルクルー」の人生を祝して

mike

パタゴニア本社のブログの共同編集者で「ローカルクルー」のハンドル名で頻繁に投稿していたマイク・コルポが12月7日、リノの配送センターの近くでお昼休みのトレイルランニング中に急死しました。36歳でした。

[写真上:愛を分かち合うマイクとスキーナ。ネバダ州イースト・ハンボルト山脈。写真:Old School]

彼の同僚である私たち一同はショックを受けています。マイクは若く、体力があり、見るからに健康的で、今回のことはまったく予期せぬことでした。マイクはとても謙虚で、自身の才能や達成してきたことなどをあまり語りませんでした。亡くなったいま、それらをどれだけ内に秘めていたかが明らかになってきました。彼は優雅な執筆者であり、140文字のツイッターの禅マスターでした。また彼はネバダ州の野生をとくに愛した、真剣かつ知識にあふれた環境保護者でもありました。マウンテンバイク、そして愛したエクストラサイクルでは超人的で、バックカントリーでは優れたナビゲータ、テレマーカー、フライフィッシャーマンであり、そして毎年夏には1か月の休暇を取り、ワイオミング州で National Outdoor Leadership School (NOLS) のガイドを勤めたアルピニストでもありました。

マイクのような人間がただ消滅してしまうということはありません。彼は先に進み、僕らが追いつけないようなペースを維持するでしょう。そして彼が丘を越えるのを見た僕らは彼に追いつくために、深い息を吐くでしょう。彼が秘密のパウダーにドロップすれば、僕らに見えるのは水平線で点になっている、そして本当にそこにいるのかすらも分からなくなる彼の姿。けれども冒険を愛するすべての人のように、彼もどこかの木々や高い草に埋もれ、鼻を地面に近づけて何か楽しいことを考え、探索しているころでしょう。
-Team Bacon Stripの追悼投稿「マイク・コルポ、安らかに眠れ」より

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『THE FIRST TRACK』 - 玉井太朗

Creary_r[ PHOTO:Ryan Creary ]

パラダイスとは辞書によれば天国、楽園、極楽なんてことが書いてある。しかし、そんなものはこの世に存在するのだろうか。初めてオーロラを見て、こんなに素晴らしいものは見たことがないと感激している傍を、空なんか気にもかけていない人が通りすぎていく。ヤシの木陰でビールを片手にうたた寝をしている傍には、見窄らしい格好の乞食が物乞いをしている。大都会の高層ビル群の麓には、最も貧しい貧民窟が広がっていた。色々な場所で対極的なコントラストを見てきたが、要するにパラダイス、天国、楽園とは場所のことでもモノのことでもないようだ。

セバスチャン・サルガドの有名な一枚で、戦争や紛争で傷ついた人々を朝の美しい光が取り巻いている写真がある。私はその写真を見て、素直に美しいと思った。

光は誰にでも平等に降り注ぐ。どんな過酷な状況に置かれても人間は生きていかなければならない。その光をどのように感じるのかが重要なのだと私は思う。たとえば私は波乗りを裸で行うものと考えていた。暖かい海、熱帯の色彩、開放的な空気。誰もが憧れるパラダイスの象徴とも言うべき景観。海は当然のように人で込み合う事になる。それは私の求めていたものなのだろうか?いつしかそのような疑問が生まれてきた。

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ハイロフト・セールのご案内

highloft[ 写真:Garret Grove ]

昨年1年間パタゴニアをご愛顧いただき、ありがとうございました。新たな2012年、皆様がすばらしい時間をご家族やご友人たちとともに過ごすことができるよう、心よりお祈り申し上げます。

パタゴニアでは本日より直営店/通信販売/オンラインショップにて、ダウン/化繊インサレーション製品の一部を対象としたセールを実施します。

超軽量のウルトラライト・ダウン・シャツから保温性の高いフィッツロイ・ダウン・フーディまでパタゴニアで最も充実したコレクションを誇るダウン・インサレーションをはじめ、濡れても保温性を発揮するうえに非常に優れた速乾性を備えた化繊のインサレーションまで、パタゴニアのハイロフト製品で、温かい新年をお迎えください。

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.jp をご覧ください。

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