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ダウン・ウェアのお手入れ

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まるで旋回するツバメやキラキラ光る熱帯魚の群れのように、不思議なまでにたくさんのお客様から同じ時期に同じ質問や疑問が寄せられることが多々あります。そんなときは一度にお答えできるのが理想的。今回はパタゴニアの投稿担当「オールドスクール(保守派)」に第一線からちょっと休憩してもらって、そんなよくあるご質問に答えてもらいました。

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ダウン・ジャケットはどうやって洗えばいいのですか?

濡れたダウンに関するありとあらゆる注意事項のせいか、怖がってダウン・ジャケットの洗濯をしない人が少なくありません。でも実際は、ダウンは驚くほど丈夫です。濡れたダウンはたしかに実質的に保温効果ゼロですが、濡らすこと自体でダウンを傷めるということはありません。ダウン・ジャケットの洗濯はジーンズの洗濯とさほど変わらないのです。

ダウン・ジャケットの洗濯にはダウン専用洗剤、ドラム式洗濯機、低温機能付き乾燥機の3つが必要です。普通の洗剤も使えないことはありませんが、ダウンがもつ油分を取り除いてしまう可能性があり、また完全にすすぐことができない場合があるので、ダウン専用洗剤の使用をおすすめします。NikWax® Down Washが最適ですが、その他にも効果的なダウン専用洗剤が市場に出ています。

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いまこそ足場を固めるとき・・・パタゴニアのダム建設に反対して

今回はパタゴニアの最新カタログ、『Early Fall 2011』の冒頭ページに掲載の環境エッセイ「川をダムから救う」の著者、クレイグ・チャイルズにこのエッセイの背景について尋ねてみました。カタログはお持ちでしょうか。まだの方はぜひご請求ください。

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[未だ野生の川、リオ・バケルの水。全写真:©James Q Martin]

インタビューや写真を通じて、私たちはチリでしっかりと勉強をしてきた。コジャイケの司教の家に訪問したとき、彼は煙草の煙を天上に向かって吐きながら、チリの水は売り物じゃないと言った。ある若い男性は、一部屋しかないボロ小屋の温かい台所で、自分がこの土地の住人である以上、活動家にならざるを得ないと語った。

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「つながり・ぬくもりプロジェクト」進行中:東北地方に自然エネルギーを

つながり

リリーフ・Tシャツ

パタゴニアでは東日本大震災を受け、メンズ・リブ・シンプリー・ジャパン・リリーフ・Tシャツを日本とアメリカの直営店およびオンラインショップにて販売しています。Tシャツの売上の100%は、被災した地域に自然エネルギーを活用した電気、お湯、お風呂を届ける「つながり・ぬくもりプロジェクト」に寄付されます。7月にはアウトレット江坂ゲートシティ大崎鎌倉ストアにプロジェクトの事務局となる<環境エネルギー政策研究所(ISEP)>の竹村英明氏をお招きし、スピーカーシリーズを行いました。竹村氏によるプロジェクトの活動内容をお読みください。

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東日本大震災は私たちのライフラインをいとも簡単に破壊しました。電気、ガス、水道、いつもそこにあると思っていたものが突然なくなりました。この災害を受け、被災者に自然エネルギーの電気と熱を届ける「つながり・ぬくもりプロジェクト」がはじまりました。送電線やガス管などのインフラがなくても、その場で使えるのです。

プロジェクトは突然はじまった
プロジェクトのきっかけは、震災直後に〈自然エネルギー事業共同組合(REXTA)〉の東北地方のメンバーが太陽光発電パネルをかかえて被災地に入って行ったこと。でもNPOが単独で設置できるのは1件か2件で、多くの被災者を支援するには、たくさんの人や企業のサポートが必要でした。

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ちょっと変わったフィッシュ・レポート:シーフード・サミット2011からの報告

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今回はパタゴニアのフライフィッシング・アンバサダー、ディラン・トマインによる投稿です。バンクーバーで開催された第9回シーフード・サミットから、今日の水産業界の現状を紹介します。彼は基調講演を行ったイヴォン・シュイナードとともに、今年のシーフード・サミットに参加してきました。ディランの所見をお読みください。

シーフード・サミット2011 
2011年3月2日 バンクーバーにて

冬場の釣りと薪割り、そして執筆活動から少しはなれて、僕は2011年度のシーフード・サミットに参加した。この会議には世界中の漁業関係者や環境保護団体、科学者やジャーナリストたちが集まった。

このサミットは長年敵対してきた関係者たちがみずからお金と時間を割いて集まり、どうすれば水産業界をさらに持続可能なものにできるかを話し合うという異例の会議だ。かつては環境保護団体の小さな集まりであったのが、いまでは北米最大のシーフード加工会社のひとつ、ハイ・ライナー・フーズの後援によって行われている。皆を集めたこのイベントの主催者のSeaWebには脱帽である。それではバンクーバーから僕の所見をいくつか紹介しよう。

[世界中の水のある場所を渡り歩いているといっても過言ではない熱心なフライフィッシャーマン、イヴォン・シュイナード。彼は今年のシーフード・サミットの出席者を前に基調講演を行った。写真: Tim Davis]

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パタゴニア社員へのインタビュー:ダイレクトセールス部門勤務、小林恵美に聞く

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編集前記:今回はダイレクトセールス(通信販売)部門でコールセンター・リーダーとして働く小林恵美へのインタビューです。電話やメールによる声や言葉、文章のみという顔の見えないなかでのカスタマーサービスを通じ、日々マニュアルのない現場でリーダーを務める。そのむずかしさを楽しみながら仕事とプライベートを両立させているライフスタイルが、今回彼女をインタビューの対象に選んだ理由です。現在同じくパタゴニア日本支社で働く夫とともに神奈川県横浜市在住。2003年3月よりダイレクトセールス部門に勤務しています。

前職はデパートで接客の仕事をしていたということですが、アウトドアメーカーのパタゴニアで働こうと思ったきっかけは?
接客という仕事は好きでしたが、デザインや流行重視で入れ替わりの早い商品を販売し、消費されていくことに疑問を感じるようになっていました。ちょうどそのころ登山をはじめてアウトドアウェアに興味をもち、以前から知っていたパタゴニアに自然と魅かれるようになりました。製品の品質が高く、長く愛せる定番製品やシンプルなデザイン、さらに環境に配慮して作られているという点が新鮮で、とても素晴らしいと思いました。自分が本当に良いと思える製品を、それを必要としてくださるお客様に提案し、サポートすることができたらどんなに楽しいだろうと思い、パタゴニアに応募することを決めました。ストアでの勤務も考えましたが、あらゆるお客様の窓口となるカスタマーサービスで一人前になれれば、どこの部署へ行っても役に立つのではないかと思い、コールセンターを選びました。

パタゴニアのコールセンタースタッフならではの特長はありますか?
パタゴニアのコールセンターは通信販売部門としてご注文を承るのと同時に、日本支社のカスタマーサービスとしてさまざまなお問い合わせに対応しています。製品はもちろん、メンテナンス方法からパタゴニアの取り組みについてまで、あらゆるご質問をいただきます。最低限必要な製品知識やオペレーションについてはトレーニングがありますが、それ以外、つまり接客についてのマニュアルは一切ありません。自分の知識や経験、そして個性や価値観をフル活用して、いかにお客様にパタゴニアのファンになっていただくか。それが私たちにとっていちばんの腕の見せどころです。一般的にカスタマーサービスというとクレーム処理というイメージがありますが、まったく違います。私たちには品質やデザインはもちろん、製造過程の環境負荷や人権にも配慮して作られた、自信をもっておすすめできる製品があり、お客様をサポートする充実した修理サービスや製品保証制度があります。またフィールドや製品に関するお話を通じて、ひとりの人間としてお客様とつながることができます。それは、パタゴニアのコールセンターならではの魅力ではないでしょうか。

[ 横尾から涸沢へ向かう道中。緑の中に屏風岩を見上げる小林恵美 写真:高城 克昭 ]

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スポーティング・セール:ある一家のダウンヒルにまつわる1977年来の伝統

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ビリー・スミスがオフィスでパタゴニアのウェットスーツやサーフギアの開発に取り組んでいないときは、仲間と一緒にベンチュラやサンタ・バーバラの丘でスケートボードを楽しんでいるはずです。実際、彼らの姿を見過ごすのは簡単ではありません。ビリーと弟のニックは、パラシュートのようなスピードブレーキのあるスポーティング・セールの共同開発者です。けれどもスポーティング・セールは、そもそも彼らの祖父H. W. スミス・Jr.によってこの世に生み出されたものなのです。

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弟と僕はコロラドにある祖父の家の屋根裏で、花火やアルコールがないかとあちこち引っ掻きまわしていた。そのときに発見したのが、色鮮やかなカイトかマントのようなものが詰まっていた古い段ボール箱だった。それが何だか分からなかった僕らは祖父に聞いた。すると彼はこう答えた。「スキー・クリッパーさ。私が作ったんだよ。速度を落としてくれるんだ。楽しいぞ。昔は一度に20個以上を開いてスキー場を飾ったもんだ。みんなで並んで滑っていると、スキーリフトのうえから見ていた人たちが歓声を上げたりしてね。雪のうえをカービングするようにジグザクに坂を下りながら、山の風を楽しむんだ。太陽の光が透き通って、私たちをいろんな色合いや光に照らしてくれた。青い空とアスペンのあいだの白い雪を背景にした、見たこともないような美しい光景だったよ。簡単だから、お前たちも試してみるといい」 僕らは試してみて、そしてすぐに触発された。その感覚は、地上で経験できる人間飛行に限りなく近いものだった。

[ハワイの風力を利用してスピードコントロールする、パタゴニアのウェットスーツ開発者のビリー・スミス。全写真:ビリー・スミス、スポーティング・セール提供]

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遥か彼方の辺境で:映画『180° South』DVD/Blu-ray発売

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今年1月22日から劇場公開がスタートし、熱狂的な口コミにより2万人以上の動員数を記録、全国約50館にて拡大公開となっている映画『180°South』DVD/Blu-rayが7月6日(水)より発売開始しました。パタゴニア直営店およびオンラインショップ正規取扱店では限定1500枚のDVD(パタゴニア・エディション)も販売しています。

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映画『180°South』のDVD/Blu-rayの発売にあたり、この旅の舞台となったチリ領パタゴニアに危機が迫る昨今、パタゴニア・ブックスから発売中の書籍『180° South』の出版のために2008年に執筆したこのストーリー(本には未掲載)をぜひ読んでいただきたいと思います。同名の映画を撮影した際、私は漁師やガウチョ(カウボーイ)や自然保護活動家とともに数か月間チリに滞在しました。近くを流れる川の音を聞きながら星空の下でキャンプファイヤーを囲み、そうした人たちの話を聞くという貴重な体験をし、またダムの建設予定地や、ダム建設によって危機にさらされる土地や人びとの暮らしをみずからの目で見ました。写真はダム建設反対運動の最前線で戦う人、そしてダムによって多大な影響を被る人たちです。彼らに、そしてダム建設反対に立ち上がってくれた皆さんに感謝します。けれども戦いはまだ終わっていません。

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テンカラUSAが長年培われてきたフィッシングのテクニックをパタゴニア日本支社の社員に伝授

フィッシングの真髄はそのシンプルさにありますが、チェコニンフのダブルドロッパーについて15分も議論すると正反対のことを考えてしまうこともあります。最近ある優れた釣法が日本の渓流から西洋の川にもたらされ、精巧な(そしてしばしば行き過ぎの)スタイルが蔓延するフライフィッシング界にとって、喜ばしい薬となっています。今日ご紹介するのは、その釣法に尽力する会社であるテンカラUSAの創始者であるダニエル・W・ガルハルド氏が、仲間とフィッシングのシンプルさを分かち合う様子です。

DrIsh[ 関東のパタゴニア直営店に勤めるスタッフにテンカラを実演する石垣先生 写真:Daniel W. Galhardo ]

今日、テンカラとテンカラUSA、そしてパタゴニアがふたたび道を交えた。日本のパタゴニア直営店スタッフ数人との出会いである。いま私が座っているのは、長野県の開田高原の、畳が敷かれたある一室。パタゴニア日本支社の4人のスタッフにテンカラを教えたあと、鍋を囲んだ夕食を終えたばかりだ。明日から数日にわたって開かれるテンカラ講座には、さらに多くの参加者が集まるとのことだ。

関東のパタゴニア直営店ではスタッフによる非公式の「パタゴニア・テンカラ・クラブ」が結成され、現在12人ほどのメンバーがいるらしい。

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クリーネストライン

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