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スケート・デッキに乗っての4,500キロトレッキング:『ロング・トレックス・オン・スケート・デックス』

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[農村地帯に真っすぐつづく道を、モロッコのマラケッシュ目指してプッシュする。全写真:Paul Kent, Adam Colton, Aaron Enevoldsen]

パタゴニアのウェットスーツの開発者であり、スポーティング・セールの共同発明者であるビリー・スミスが、スケートボードで世界を旅する『ロング・トレックス・オン・スケート・デックス(スケート・デッキに乗っての長期トレッキング)』の友人たちを紹介してくれました。彼らの写真ビデオや製品レビューから明らかになったのは、彼らがパタゴニアのハードコアなユーザーというだけでなく、まだ名もないようなことにチャレンジしているという事実でした。彼らのスポーツに対する型破りな姿勢はリアルであり、私たちにインスピレーションを与えてくれます。アーロン・エネヴォルセンによるモロッコの40日間の旅を綴ったこの投稿では、人力のみによる交通手段には、これまで考えていたものよりも多くのものがあることを証明してくれました。

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次の旅の交通手段がモーター無しでなくてはならないとしたら何を選ぶか?…ロングボードが頭に浮かぶことは、おそらくないだろう。

もし君が2010年はじめにハイアトラス山脈を横断していたら、とてもハイテクなスケートボードをプッシュするひどく汚い3人の男たちの姿を目にしただろう。その3人とはポール・ケント、アダム・コルトン、そしてこの男、アーロン・エネヴォルセンである。「ロング・トレックス・オン・スケート・デックス」の名のもと、僕らは長距離スケートボードとドキュメンタリー映画製作を組み合わせたパイオニアだ。

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製品レビュー:チョー・オユーに挑む

C2_Aso

仙台ストアの阿蘇吉洋が登山家・竹内洋岳氏、カメラマン・中島健郎氏とともにヒマラヤのチョー・オユー(8,201メートル)に挑戦。雪崩の危険から7,700メートル地点で登頂は断念(阿蘇は7,125メートルのC2で待機)となりましたが、阿蘇がサミットプッシュに想定したパタゴニア製品のレイヤリングをご紹介します。登攀のようすは竹内氏のブログでお読みいただけます。

[ C2に到着し、ひと息つく阿蘇 写真:中島健郎 ]

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登山時期:2010年8~10月
トップス:キャプリーン1・シルクウェイト・クルーメリノ4・ジップネックR2ジャケットナノ・パフ・プルオーバーM10ジャケットDASパーカ
ボトムス:アクティブ・ボクサー・ブリーフキャプリーン1・シルクウェイト・ボトム、メリノ4・ボトム、スピード・アセント・パンツ、M10パンツ(バックアップ用)
アクセサリー:R1バラクラバライトウェイト・グローブ・ライナー(上に他社のミトン)、ウルトラ・ヘビーウェイト・マウンテニアリング・ソックス

キャプリーン1とメリノ4を併用する理由は?
2つの理由があります。ひとつは汗が乾きやすくなるから。もうひとつはメリノ4は寒いときにしか着用せず、それ以外はほとんどいつでもキャプリーン1の着用で問題ないからです。真夏から極寒地まで使うことができ、しかも洗濯してもすぐ乾くキャプリーン1は、あらゆる旅行や登山の必須アイテムです。

R2ジャケットを選んだ理由は?
R3はサミットプッシュに限定すれば最適だと思います。しかし飛行機内や亜熱帯で着るには暑いので、R2を選びました。僕はもともとR1党だったのですが、R2を試したらR2党になりました。素晴らしいフリースです。保温性や吸湿発散性の良さは星5つ。R2を着た人は皆、間違いなくその虜になると確信しています。今回は前シーズンのR2を着用したのですが、今シーズンの新しいR2ジャケットはさらに進化していると思います。

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映画『180° South』 スペシャル・トークショー

映画『180° South』が1月22日(土)に初日を迎えました。今日は渋谷シネクイントで上映前に行われたジェフ・ジョンソン、キース・マロイ、日本支社マーケティング・ディレクターの藤倉克己によるスペシャル・トークショーのようすをお届けします。映画の最新情報は『180° South』ウェブサイトをご覧ください。

180south_all[(右から)ジェフ・ジョンソン、キース・マロイ、藤倉 克己 写真:パタゴニア日本支社 ]

ひと言ずつ会場の皆さんにご挨拶をお願いします。

ジェフ・ジョンソン:『180° South』を見にきていただいて、ありがとうございます。非常にエキサイティングな気持ちでいっぱいです。この気持ちをぜひ皆様と共有したいと思っています。

キース・マロイ:本日はお越しいただきありがとうございます。僕たちはこの1968年のイヴォン・シュイナードのチリへの旅を追体験しようということで映画を作りました。イヴォンから非常にインスピレーションを得た映画です。今日は来ていただいて本当にありがとうございます。

藤倉 克己:皆様、来ていただいてありがとうございます。1968年からいままで、パタゴニアという会社が何も変わっていないということがこの映画でよくわかると思います。我々の社風を感じていただくように見ていただければ、ありがたいと思います。ありがとうございます。

藤倉さんはパタゴニア日本支社を創設された方ですが、イヴォンとどのように出会って創設にいたったのですか?またイヴォンはどのような方ですか?

藤倉:この映画のなかにも登場する当時エスプリ社の創設者だったダグ・トンプキンスがすでに渋谷に日本家屋をもっていたんですが、イヴォンが彼に日本でビジネスをしたいのだけど誰かいないかということを相談したようです。他にもできる人が大勢いたと思いますが、たまたま僕がサーフィンをしていたので、そこが目に留まったのでしょう。とりあえずカリフォルニアの本社に行ったとき、色々とイヴォンが考えを話してくれたんですが、僕の心積もりとしてはイヴォンの考えるビジネスを日本でしたら毎日サーフィンができるななんて感じでした。イヴォンはいつも真実を見つめようという態度で、ユーモアがあって、どんなことがあってもエコノミークラスしか乗らなくて、我々へのアドバイスは最終的にしかしてくれない。それまでは我々に考えさせて考えさせて、とうとう考えがでないというときに、ひと言アドバイスをくれる。人を育てるのが非常にうまい人です。

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製品テスト:新しいR1とR2で山登り

私たちはさまざまな段階でギアをテストします。パタゴニアのアスリートやアンバサダーは、新製品がパタゴニア製品ラインに加えられる前に最新のデザインや素材の力量を試す役割を果たしています。でも何かが納品されたからといってテストが終了したわけではありません。新製品がカタログに登場したら、カスタマーサービスのスタッフは現場検証にいそしみます。カスタマーが聞いてくるであろう質問を予期し、それと同じ目で私たちのギアをテストするのです。____________________________________________________________

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フィールドレポート:ネバダ州のマウント・モライアとコロラド州のマウント・エルバートを登る

コンディション:涼しく、風のある状態

テストした製品ウィメンズ・R1ジャケットメンズ・R2ジャケット

テスター:リノで勤務する僕とガールフレンドのドクター・リズ

パタゴニアのレギュレーター・フリースがポーラテック社の協力を得て改良された。ウェブサイトの情報によると、新しいモデルはより高い保温性とコンパクト性を備え、さらに軽量化されたとのこと。それらは間違いない。けれども、僕はいつも不思議に思っていた。「収納性が23%アップ」とか「通気性が29%アップ」というのはどういう意味なのか。そうした情報はどうしたら僕にとって意味をなすものになるのか。僕の新しい R1の収納性が23%高まったということは、スニッカーズをもうひとつ入れる余裕ができるということなのか?(ヤッター!) 新しいR2の通気性が29%上がったということは、ハイキングに行ったときに、あまりにも愛されながらめったに洗濯されない僕のキャプリーン・ベースレイヤーの臭いが僕の彼女の鼻に届いてしまうということなのか?(ヒェーッ!)

事実を解明するときがきたようだ。僕の同僚が最新かつ最高のキャプリーンとレギュレーター製品の入った箱を手に入れていた。僕は当然のこととして、これらの改良された製品についてよく知るために、彼に援助を申し出た。僕と彼女はハイキングの予定があったので、彼女も巻き込むことにした。そして同僚からからテスト用の製品が手渡された。彼女のリズにはウィメンズ・R1ジャケット、僕にはメンズ・R2ジャケットという課題が提供された。では、レディーファーストで、ウィメンズ・R1・ジャケットのレビューからどうぞ。

ウィメンズ・R1・ジャケット

r1

私が知る他の多くの女性と同じように、私も体感温度には敏感です。さっきまで寒いと思っていたのに、すぐに燃えるように暑くなったりします。ですから私はレイヤリングのファンで、レイヤリング用にとさまざまなウェアを持っています。 寒い屋外でのランニングやハイキング用のお気に入りのなかには、キャプリーン2と4やストレッチ・ベロシティー・プルオーバーなどがあります。さらに寒いハイキング用には、ダウン・セーターやフーディニも常備しています。今回R1ジャケットをテストする機会を頂いたとき、すでに持っているたくさんのレイヤー製品にこれを追加する意味があるのかどうか、たしかではありませんでした。でも、私の疑いは間違っていました。

[ネバダ州東部のマウント・モライアの山頂へつづくトレイル。写真: localcrew]

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映画『180° South』:最新情報

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いよいよ今週末の1月22日(土)より、クリス・マロイ監督による映画『180° South』が公開となります。東京・渋谷のシネクイントでは公開初日の13:00と15:30の回の上映前に、ジェフ・ジョンソンとキース・マロイを迎えてのスペシャルトークショーの開催も決定しました(前売り券をお持ちの方は、チケット売場にて日時・座席番号入りの鑑賞券との引き換えが必要になります)。

1月22日(土)~
東京: シネクイント(2月10日まで)
神奈川: シネプレックス平塚

2月5日(土)~
神奈川: コロナシネマワールド  

2月12日(土)~
千葉: シネプレックス幕張  
茨城: シネプレックスつくば 

2月26日(土)~
埼玉: シネプレックス新座   
埼玉: シネプレックス幸手 

このほかにも全国の劇場で上映を予定しています。最新情報および上映詳細は、『180° South』のウェブサイトをご覧ください。

Chris_Malloy[ 1月14日(金)に行われたプレミア試写会であいさつをするクリス・マロイ 写真:パタゴニア日本支社 ]

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国境の難関、あるいはジェリー・ロペスを撮影するためにひとりの男がそこを通り抜ける難関

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今日は私たちの友人であるフィッツ・カホールが、3人のパタゴニア・アンバサダーの人生を垣間見るビデオシリーズ、「トレイシング・ザ・エッジ」の裏話をご紹介します。

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去年の冬の天気は変わりやすかった。ブライアンと僕はレジェンドサーファーであるジェリー・ロペスとの仕事に取り組んでいて、僕はすでにベンドで丸1日かけて彼を撮影し終えていた。ジェリーはホームグラウンドであるマウント・バチェラーのありとあらゆるパウダースタッシュを案内してくれた。僕らが滑っていたのは15センチの軽い雪だった。僕はヘルメットカムを壊し(クールだろう?)、マーケティング部を怒らせた(文字通りクールだった)。スキーパトロールはマーケティング・ディレクターの無線の呼びかけに肩をすかしただけだった(最高!)。ジェリーは出会った小憎たちを皆、名前で紹介してくれた。ロデオを決めようとしているティーンエイジャーが、この風向きだったらどこがいいかと彼に相談していた。ひとつ明確なこと、それはジェリーが王様であるということだ。マウント・バチェラーは彼の王国だ。コースが良ければ、彼は微笑む。コースがモーグルだらけになっていても、彼は肩をすかしながら微笑んで、ちょっとした知恵を授けてくれる。例えばこんな風に。

「毎年シーズンの終わりに、僕はかならずスキーパトロールにビール樽を贈るんだ。シーズン完了祝いのパーティ用にとね。彼らの仕事は大変だから、お礼のつもり。(一瞬沈黙して)そうすれば、もし立ち入り禁止のところで見つかっても、見逃してくれるだろう」

[ 60歳を超えてもなおクリフジャンプを決めるジェリー・ロペス。 写真:Fitz CahallとBryan Smith ]

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パタゴニア社員へのインタビュー:ヴィンセント・スタンレー(マーケティングチーム・ライター/エディター)

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クレイグ・ホロウェイが洞察力あふれるインタビュアーとして登場です。今回の相手は叔父イヴォン・シュイナードのもとで断続的に過去35年間仕事をしてきたヴィンセント・スタンレーです。ヴィンセントは現在パタゴニアのマーケティングチームの筆頭ライターであり、エディターとしても編集チームを率いています。[写真:Tim Davis]

クレイグ:パタゴニアで断続的に35年間勤続してきたなかで、パタゴニアで唯一不変であると考えるものは何ですか?

ヴィンセント:パタゴニアはビジネスを越えた存在である、ということですね。いまでこそ、営利を目的としながらも他のことを大切に考える私たちのような会社を「社会的企業」と呼ぶ表現まで存在します。社会的企業とは、従来のビジネスと非営利団体のあいだの道を進む企業であると言われていますが、70年代初期にはそんなことが可能であるなど、考えられないことでした。けれどもそんな名称が存在する以前から、パタゴニアは社会的企業だったのです。

クレイグ:ひと言で表すとしたら、あなたにとってシュイナード一家とは何を意味しますか?

ヴィンセント:ホーム、我が家です。私はどこにいてもあまり心休まることがないのですが、家族といるときは心底くつろげます。私はシュイナード家の母方の親戚で、イヴォンは私の少年時代のヒーローであり、ここで働きはじめてからはよき師でもあります。彼と彼の妻のマリンダ、私の妻のノラ、そして私の人生は、家族として分かち合った経験とパタゴニアでの長年にわたる歳月、さらには友人として、さまざまな形で織り合わさっています。私たち一家はリッジウェイ一家のようなパタゴニアの長年の友人たちとも世界観を分かち合っています。皆それぞれ少しずつ違いますが、似た者同士です。

ちなみに、シュイナード一家は、全員が並外れた語り手です。もし叔母のドリスがライターになっていたら、私はペンを置かなければならなかったでしょう。

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楽しさに満ちあふれた2011年をお過ごしください

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昨年1年間の皆様からのすばらしいご支援にパタゴニアを代表してお礼を申し上げます。新たな2011年、皆様ひとりひとりが楽しい時間を楽しい友人たちとともに過ごすことができるよう、心よりお祈り申し上げます。パタゴニアでは新年のプレゼントとしてまことしやかに新しい壁紙を作りました。パタゴニアのケア・ベア・トラバースをこなすアルパインクライミング・アンバサダー、コリン・ヘイリーの美しい姿をロランド・ガリボッティがとらえたこの写真で、ぜひ皆様のモニターを照らしてください。

パタゴニアの壁紙(右クリックしてダウンロードしてください):
1920 x 1200

1024 x 768

クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.jp をご覧ください。

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