あの化繊インサレーションが復活。「マイクロ・パフが帰ってきた!」

by 森山憲一
Micropuff
パタゴニアの化繊インサレーションの定番として知られた「マイクロ・パフ」。ところが、後発の「ナノ・パフ」や「ナノエア」が登場し、すっかり影が薄くなっていた。実際、すでにカタログラインナップからは消えている。

そのマイクロ・パフシリーズが、この秋から復活する。まずはフーディジャケットが発売され、来年春からはフードなしジャケットとベストも登場する予定だ。

【 メンズ・マイクロ・パフ・フーディ 】

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スラブハンター、ベン・ウィルキンソンの木工品

by マルコム・ジョンソン


Hawaii

自営業にはある種の自由があること、そして波が巨大になってきたときはいつでもサーフィンに行きたければ、自由が第一条件であることをベン・ウィルキンソンが知るのに長くはかからなかった。

【 100年前にハワイにやってきたネムノキは世界で最も早く成長する木の種として知られている。それは自生の植物を抑圧する存在であり、またその大きさに比べて弱く、枝は簡単に折れ、人間とその所有物にとって危険だ。ここではベン・ウィルキンソンが新たに切り倒された巨大な木を製材している。写真:Travis Rummel 】

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『The Aloha Shirt: Spirit of the Islands(アロハシャツ:島々の魂)』

by デール・ホープ

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『The Aloha Shirt: Spirit of the Islands』は 最も色鮮やかで完全な本書は、これまでに創られたなかでも最も永続的なハワイアンシャツの記念本。以下は第2章「Tailor Shops to Factory Pioneers:アロハシャツ創成期」からの抜粋です。

 

1920年代、ワイキキビーチのホテルでは宿泊客のほとんどが、日中に着用することが好ましいとされる“白い服”を着ていました。当時、男性の服は帆布か麻でできた白いスーツが、女性は白いドレスが流行していました。大きなホテルでは、観光客はわずか15セントでスーツをクリーニングに出すことができました。

1930年代初頭、中国から輸入されたポンジー(繭紬)の衣服が、これまでの白い服に取って代わるようになりました。ホノルルの仕立屋は、軽量で淡い色の絹の生糸を使った手織りのポンジーで、スーツやドレスを仕立てるようになりました。この無地のポンジーの服は実用的で人気があり、アメリカ本土でも着られるようになりました。

日本人や中国人の裁縫師、仕立屋、洋裁師、生地屋たちは、祖国の親戚から日本の柄染めの絹や綿の浴衣地、夏用の着物地といった上等な布地を輸入し、アジアの生地を使用してハワイの衣服を作るという伝統を形作っていきました。

【 冠雪した富士山がそびえたつ様子を背景に、食糧を積んで、伝統的な「北斎」波を越えていく船乗りのデザイン。手染めによるクリーンプリント。カベクレープ、ラベル無し。写真:Patagonia Books 】

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天然染料の試み

by ジョヤナ・ラフリン

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45年前、昔ながらの北米のアウトドアウェアいえば、基本的な色はカーキ、デニムブルー、オリーブグリーンでした。それらの色は単調というだけではなく、その染料は石油をベースにしていました。クラフト・ピンクという色を思い浮かべたとき、バシラリスの花ほど鮮明なクラフト・ピンクはないでしょうし、ベリーズの海岸沖の水ほど明るいガラー・グリーンもありません。あるいはハレアカラの夕焼けにインスピレーションを受けたスポーティ・オレンジも。すべてが変わったのは、パタゴニアが1970年代にラグビー・シャツを発表したときでした。それはビッグウォール登攀に適していただけではなく、イヴォン・シュイナードと仲間がツルツルの花崗岩に開拓したルートと同じように、大胆なストライプの色で染められていました。

今日、パタゴニアは「不必要な悪影響を最小限に抑える」というミッション・ステートメントに忠実に従いながら、自然のなかにある色を使うことを選ぶことで、未知の領域へと突入しています。これは自然のカラーパレットにインスピレーションを求めるというだけではなく、自然の染料を試すことも意味します。

【 インスピレーションは予期せぬ場所からやって来る。たとえば天然染料とスケッチングを交えたパシフィック・コースト・ハイウェイの自転車ツアーなどのように。カリフォルニア州。写真:Colin McCarthy 】

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ナノグリップと私の「脱げない」関係

by 岡崎友子

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私にとって水着とは、普通の服よりも多くの時間をともにする関係と言っても言い過ぎではない大切なもの。サーフトリップ、いやじつは普段から下着をつけるのはあまり好きではなく、代わりに水着を着ていることはしょっちゅう。だから脱げません。そして出掛ける用事や人と会う約束がないときなどは、海から帰ってきてシャワーを浴びたらもうパジャマみたいな格好が多いので、人前で着るもののなかでは水着にいちばん気を使います。

まあ、言ってしまえば仕事着のようなものでもあり、自分がやっていることをサポートし、よく見せてくれる手助けもしてくれる大事なものでもあります。だからこそ、水着にはこだわりたい。多くの女性が服のおしゃれにこだわるように、自分に似合う、自分らしい色やデザイン、体型をカバーするデザインを選びたい、動きやすくずれないこと、そして何よりハッピーになれる、モチベーションを上げてくれるくらい気に入っていて脱げないものを着たいと常々思っています。

そんなことから大学生のころ、水着を作りはじめました。誰も着ていない柄で作りたいけどオリジナルのプリントなど作れる資金も規模もなかったので、一枚一枚ハンドペイントでオリジナルの柄を描いて作っていました。自分の体型(チビ、お尻が大きいのに扁平で垂れている、大根足、腕が太い)をカバーし、少しでも格好よく見えるカッティングなどを研究し、一年中見る景色やふとした出来事などから柄を考えることも、大変ではあったけれどとても好きでした。

【 25年くらい前、私がデザインした柄のラインアップ。ハイレグなのが時代を物語るけど、じつは今年、ワンピースやハイレグがカムバックしている。流行はめぐり巡ってくるから、Worn Wearも取っておくのは正しい。全写真:岡崎友子 】

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クラウド・リッジ、ここだけのストーリー:これは、日本の山を愛する日本人アンバサダーたちのパッションの結晶だ

by 花谷泰広(パタゴニア・アルパインクライミング・アンバサダー)

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2014年3月、当時アルパインクライミング・アンバサダーだった横山ジャンボ勝丘、谷口けい、そして花谷泰広の3人が鎌倉の日本支社オフィスに集い、日本支社スタッフ3名を交えてミーティングをした。そのときの議事録を久しぶりに開いてみた。多くがレインウェアに関する話題だったが、よく読むと、今回のクラウド・リッジに組み込まれたさまざまな構想は、このミーティングで出尽くしているようにも思える。それぐらい具体的なアイデアが出ていた。

アンバサダー3名の活動に、それぞれ強烈な個性があったことも良かった。よりクライミング目線で意見できる横山。女性目線や登山者目線の鋭い谷口。そして山岳ガイドという目線のある花谷。じつはレインウェアのニーズは、それぞれの立場によって大きく異なるものだ。たとえばクライミングに特化させたいのであれば、M10ジャケットのように極限まで軽量化を求めたい。ガイドであるならば、多少はかさばってもできる限り摩耗に強い丈夫な製品がほしい。僕も自分のクライミングで使うものとガイドで使うものとでは、違うことが多い。それらを両立させることは、実際とても難しい。女性の登山者であれば、見た目も大切かもしれない。しかし、ただひとつ共通点がある。それはデザイン自体が美しく、機能的でシンプルであること。まだ見ぬクラウド・リッジの模索は、そんなところからはじまった。

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雨のために作られたウェア、クラウド・リッジ・ジャケット&パンツ:日本の山から着想を得て

by 片桐星彦(パタゴニア日本支社テクニカル・ライン・コーディネーター)

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雨の多い山での行動に適した「パタゴニアの雨具」――日本のお客様の日本の夏山登山に適したレインウェアのニーズは、ストアのスタッフからの長年にわたるリクエストで分かっていた。そして3年前の2014年3月7日、鎌倉オフィスでのクライミング・アンバサダーとの製品フィードバックのセッションで、日本のいわゆる夏山登山にもっと適した「パタゴニアの雨具」が欲しいと、強いリクエストがあった。彼らの活動の中心は冒険性の高い高所クライミングではあるが、登山ガイドであり、山でさまざまな活動をする花谷、谷口の両名からの言葉だった。パタゴニアのレインウェアは2.5層構造で、軽量性とコンパクト性に優れるが、日本の高温多湿という状況では時としてべたつき感がある。だが、日本のじめじめとした雨のなかの山行でも、快適に歩いている登山者もいる。参加者に「できればXXの雨具を」と言うたびに残念な思いをするのだ、と。

【 八ヶ岳山麓で、湿気が多くてベタベタする日本の春から秋にかけての雨の日のトレッキングのための雨具について話し合う日本のクライミング・アンバサダーたち。全写真:片桐星彦 】

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ティンシェッド・ベンチャーズ:次世代の責任あるビジネスへの投資

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パタゴニアでは、素晴らしい製品を作り、利益を上げ、惑星を保護するという3つの目的は、相いれないものではないと信じています。そこで2013年、私たちは志を同じくし、同じ使命のもとに働く新興企業を援助する投資基金を発足しました。

今日、私たちはこの基金を「ティンシェッド・ベンチャーズ」(前「$20 Million & Change」)と改名しました。この新しい名の下で、私たちはビジネスを手段として環境問題に対応する起業家に投資し、彼らを指導し、結びつけるという、パタゴニアの歴史を継続していきます。

【 イヴォン・シュイナード 写真:Tom Frost / Aurora Photos 】

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ハーベスティング・リバティ(自由の収穫):アメリカでヘンプを栽培することについての短編ビデオ

by ダン・マロイ&ジル・デュメイン

 

産業用ヘンプはアパレル生産の環境への負担を削減させ、小規模農家に力を与え、多岐にわたる産業で職を生み出す可能性のある作物です。2つの非営利団体〈ファイバーシェッド〉〈グローイング・ワリヤーズ〉はケンタッキー州、ひいてはアメリカの農業に産業用ヘンプを再導入するために取り組んでいます。ダン・マロイとパタゴニアの映画制作グループは、彼らの仕事がどのようにおこなわれているのか、農業を営む退役軍人マイケル・ルイスを訪れました。

上:新しい映画『ハーベスティング・リバティ(自由の収穫)』を見る。ビデオ:Patagonia

行動を起こそう

2016年7月4日、アメリカで産業用ヘンプの栽培を合法化させる「2015/2016 産業用ヘンプ農業法令(S.134 and H.R. 525)」の通過を連邦議会に促すための嘆願書が提出されます。詳細について学び〈ナショナル・ヘンプ・アソシエーション〉にて行動を起こしてください

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異なる道:ブレオ共同創始者のベン・ネッパーズとチリ南部で暮らす

by ブルック・オーテル

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パタゴニアの「$20 Million & Change」基金は2013年に、志を同じくする革新的なスタートアップ 企業がビジネスを手段として環境危機のための解決策やその他の肯定的な変化をもたらすことを支援するために始動しました。あるいはイヴォンの言葉を借りると、「自然を使い尽くすのではなく、自然と連動すること」に成功するよう、企業家と革新者を援助することを目的としています。今日はそうした会社のひとつであり、Bコーポレーションと〈1%フォー・ザ・プラネット〉のメンバーでもある「ブレオ」をご紹介します。

コチョルゲにあるベン・ネッパーズのキャビンからは海が見えます。アメリカのケープコッド出身の起業家であるベンは、チリ南部のこの小さな沿岸コミュニティにはまったく縁のなさそうな住人です。彼は廃棄された漁網をリサイクル製品に転換させる革新的な会社、ブレオの共同創始者です。ベンはチリの現場でブレオのビジネスの基本となるリサイクリング・プログラム「ネット・ポジティバ・イニシアチブ」を監督しています。ブレオはネット・ポジティバを通してプラスチック汚染を削減すると同時に、サングラスとサイドウォーク・クルーザー・スケートボードを製造するのに必要な原材料を入手するため、捨てられた網の回収を促進しています。

写真上:ブレオの漁網回収/リサイクル・プログラムの「ネット・ポジティバ」を通じてブレオのスケートボードひとつひとつに変身した漁網の量を示すブレオの共同創始者ベン・ネッパーズ(左)とケビン・エーハーン(右)。チリ、サンチアゴ。写真:Kevin Ahearn

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.jp をご覧ください。

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