ナノエア・スペシャルイベント「ブリッタニー・グリフィス&ケイト・ラザフォード イースタン・シエラでの7日間」

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ブリッタ ニー・グリフィスケイト・ラザフォードがパタゴニアの新製品ナノエア・フーディを着用し、イースタン・シエラの乾いた岩のピッチ、日没後の下山、長時間のボルダリングセッション、そしてその合間のあらゆるアクティビティで連日連夜、ノンストップで7日間過ごしました。そのときの様子を横山勝丘とともにご紹介します。

9月30日(火)19:30~ パタゴニア 東京・渋谷(定員80名)
10月1日(水)20:00~ パタゴニア 大阪(定員50名)
10月2日(木)19:00~ パタゴニア 白馬/アウトレット(定員50名)

お問い合わせ/ご予約は各ストアまで。

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第21回フエコ・ロック&ロデオからのレポート

byブリッタニー・グリフィス

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「フエコ・タンクスは世界最高のボルダリング」だと、誰かが大胆にも百科事典もどきのクライミング情報サイトMountainProject.comに投稿した。「最高」 かなり強烈な言葉だ。私は世界中の有名なクライミング・エリアを多々訪れてきた。だからオンラインの大げさな推薦ひとつで私の懐疑心が変わるわけはない。

いちクライマーとして、フエコについてはもちろん聞き知っていた。フエコがアメリカのクライミングの著名エリアであることに疑いの余地はない。ヨセミテのビッグウォールクライミング、スミス・ロックのスポーツクライミング、インディアン・クリークのスプリッターのクラッククライミングなどのように、ボルダリングといえばフエコだ。そしてフエコで開催された毎年恒例のロック&ロデオの第21回目をパタゴニアが支援することになり、ついにこの著名なボルダリング・エリアに巡礼する完璧な言い訳ができた。

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3つの部屋:ブリッタニー・グリフィスのパッキング初級講座

by ブリッタニー・アン・グリフィス(BAG)

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奇妙に聞こえるかもしれないけれど、私はパッキングが大好き。必需品が限られるとき、たとえば50ポンドのバッグ2個とか――これはバンが運べるもの――40リットルのバックパック1つとか。あるいは機内持ち込みだけに制限されるときとか。「自分が必要だと思うもの」対「実際に持っていくもの」を決めるのは、私にとって楽しいゲームなのだ。

私のいちばん最近の旅はいつもの国内のクライミングの冒険とはちょっと違っていて、荷物はボートに積めるだけに制限された。南ユタのグリーン・リバーをボートで下り、中州でキャンプし、感謝祭のディナーを作り、砂漠の岩塔を登る旅だった。それに合わせて所持品を調整するのは厄介だ。すべてがラフトに収まらなければならないのだから。モアブからは車とボートでのアクセスに1日かかる遠隔地でもあり、必需品を忘れることは面倒なだけでなく、悲惨な旅になってしまう。旅に出る前日にJTが急いで仕事に出かけるとき、彼は私に短いリストをよこした。剪定ばさみ、斧、手斧、ウェーダー、キャメロットの#4, #5, #6を2個ずつ、そしてビール6ダース。私は斧のリクエストと、これだけのワイドクラック用のギアを要するルートを登ることと、どっちにより不安を抱くべきかが分からなかった。

[グリーン・リバーの川辺でボートに荷積みする。写真:BAGのiPhone]

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「サーフィンなんてダイキライ、サーファーなんてロクデナシ」

JT(ジョナサン・セセンガ)は、彼の40歳の誕生日を祝うためにバハへと旅立つ。クライマーの私はサーフィンはまったくダメだし、何度かこわい思いもしているから、「サーフトリップ」へ行くときはいつも不安になる。ペルー、エル・サルバドール、リオ・ネクスパと、なぜか私たちはリラックスした場所へは行かないみたい。つまり、5.4級レベルのクライマーをエル・キャピタンの取り付きに連れていき、カムのラックを手渡してから、「じゃあね、ハートレッジで会おうな」と言うようなもの。

でも前にリオ・ネクスパに行ったときの思い出を紹介するわ。

サーフィンなんてダイキライ、サーファーなんてロクデナシだ。またこてんぱんにやられてしまった。はじめてのことじゃない。今回は岸から1メートルのところで非情にも波に引き戻され、泡で薄くおおわれたリーフに叩きつけられた。片方の手でフィンから顔を守り、そしてもう片方の手で死に物狂いで立ち上がろうとしていたから、ビキニをなおすことなんてできなかった。砂地に安堵した私は、息を切らしていた。呼吸がつらかったのだ。髪がたてがみのように顔をさえぎり、鼻からは海水が流れ出していた。髪を払いのけると、3人のかっこいいサーファーがバンガローのベランダから私を眺めながら、クスクスと笑っているのが見えた。くそったれめ。そしてビキニのことを思い出した。私はビキニをもとの位置に戻すと、足をドタドタと踏みならしてその場から立ち去った。足につけっぱなしにしていたリーシュにつまずいて、右側のビキニが裏表になっているのに気がついた。

「あぁ、そうですか。でも私は5.13を登るクライマーなんですからね!」と叫びたい気分だったけど、涙をのんで我慢した。

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[JTが私を慰めているところ。「いいじゃないか、ベイビー。君がクールなのは僕が知っているから。いやいや、レンタカーを返しにシワタネホに行くのはいい案じゃないよ」写真: Ben Moon]

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48時間ドレスで

太陽が私たちの小さなアパートの部屋の温度を上げ、夢から目を覚ました私は、奇妙な光景に気づいた。床や布団、あるいは小さなツインベッドの上など、そこらじゅうに散らばった人たち。5〜6カ国語が飛び交い、お皿やグラスがカチカチと音を立てるなか、タバコとエスプレッソとバターの香りがかすかに漂う。開いた窓の外から聞こえてくるのはマーチングバンド。私たちは皆、昨夜(そして今朝の早朝まで)、フランスのシャモニーで開かれたゾーイとマックスのウェディングでの酔っ払いたち。頭が泥のように濁って機能しないまま、私はこの状況を理解しようとした。いま何時? このひどさは時差ぼけ、それとも二日酔いのせい? なぜドレスを着たまま寝ているのかしら。キーボードを打っているのはいったい誰なの?

私はJT(ジョナサン・セセンガ)の上を転がってベッドから起き上がると、床の一部と化したジャネットをまたいで部屋の隅をのぞきこんだ。タイプしていたのは布団のうえのケリーだった。ケリー! もうクリーネストライン用にこのウェディングの記事を書いてるの?! コソコソして嫌なヤツね!

「ケリー、何を書いてるの?」 私は疑わしげに聞いた。彼も私もたびたびクリーネストラインに記事を投稿している。きっと私を出し抜いてこのウェディングの記事を書こうとしているのだろう。クッションの上にピョコンと出てきた白髪まじりのマレットヘアの小人のように、彼はボタンの外れたドレスシャツをだらしなく羽織い、キャプリーン2・ボクサー・ブリーフをはいている。すごい光景だ。せわしなくキーボードをつつきながら、目を細めて一心にラップトップのスクリーンを見つめているケリー。すると映画『シャイニング』に出てくるジャック・ニコルソンもどきに、頭を動かさずに私の方を見た。

「あっ、いやいや、別に何もしてないよ」 ゆっくりとタイピングをつづけながら、彼は説得力なくつぶやく。

やられた! ケリーは本当にパタゴニアのブログ用にこのウェディングの記事を書きはじめていたのだ。私より優れた書き手なだけでなく、最高度のウェディングの二日酔いから私よりも3時間も早く目覚めて原稿を書けるなんて! アルピニストめ・・・なんで彼らは普通の人間のように眠らないの?

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[部屋に置いてきた自分のラップトップにテレパシーで口述しているケリーと、私。ウェディングのレセプションへ向かう電車の車中にて。写真: Jen Olson]

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ガールズ・ゴーン・ワイルド:ジプシー・バン・クロニクル – パート2

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高速道路I-70をモアブに向けて走らせながら、私はゾーイにインディアン・クリークのブリッジャー・ジャックにあるタワー、キング・オブ・ペインの「ジジ」をトライしてはどうかと提案した。マウンテン・プロジェクトのトポを渡すと、ゾーイは目を輝かせた。

「4ピッチで5.12は2ピッチだけなのね」 ゾーイはほっとしたようだ。「ムーンライト・バットレス」に比べればクライミングの量はずっと少なく、つまり私たちには時間がたっぷりとあり、ルートもそれほどきつくないということだ。

編集者記:パタゴニアのアンバサダー、ブリッタニー・グリフィスがジプシー・バンを運転して、ゾーイ・ハートとまっしぐらに岩場に向かうガールズ・ゴーン・ワイルド・クロニクルのパート2をお楽しみください。パート1をご覧になっていなければこちらでどうぞ。

私たちはブリッジャー・ジャックスに向けて、未舗装の荒れた道を進んだ。タワーに向かう途中にすてきなキャンプサイトがあって、私はそこへ行きたかったけれど、ジプシー・バンはこの四輪駆動の道には不向きだった。それでも私はバンの力を信じて、傾斜のきつい岩だらけのセクションに乗り入れた。ゾーイは肘掛けを命綱のように掴みながら、目はその先の道を見据えていた。

「本当に大丈夫?」 彼女はジプシー・バンの力に対する懐疑心を隠そうとしながら、ささやいた。

「大丈夫。でもここは降りて、プロパンガスのタンクを底から落としてしまわないように誘導してくれる?」 ゾーイはそのチャンスに飛びついて車を降りると、素早く坂の上に位置を取って、ヤバそうな岩と砂のセクションを導いた。

[インディアン・クリークの無限の壁を照らす夕日。写真:Zoe Hart]

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ガールズ・ゴーン・ワイルド:ジプシー・バン・クロニクル - パート1

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10代の娘にはじめて車の鍵を渡す父親のように、JTは心配げにジプシーの鍵を手渡した。ジプシーは私たち一家の新入りの、2010年型メルセデス・ベンツ・スプリンターの白いバン。私はそっと鍵をつかむと、フェンシングの突きのように勢いよく大型バンの運転席に飛び乗った。仲の良い友人ゾーイ・ハートはすでに助手席に乗り、シートベルトもしている。かわいそうなジョナサンのために興奮を隠そうとしているようだ。

編集者記:パタゴニアのアンバサダー、ブリッタニー・グリフィスが、2部構成のレポートの第1部を送ってくれました。ブリッタニーと、同じくパタゴニアのクライミング・アンバサダーである彼女の夫、ジョナサン・セセンガ(JT)がお届けする今後のレポートもお楽しみに。

「いいか、スピードを出しすぎないように。携帯メールや飲酒は禁物。休憩エリアやトラック・ストップみたいなヤバそうな場所でビバークするなよ」 JTは厳しく忠告した。「バンになにか不具合が起きたらまず電話をくれ。自分で直そうなんて思うんじゃないぞ」

私はJTを気の毒に思った。ジプシーにとってはじめての遠出のロードトリップなのに、家に残ってブラック・ダイヤモンドの仕事を片付けなければならないのだ。彼はこの2か月間毎晩かけて、空っぽのパネルのバンから超豪華なロードトリップのマシーンへとジプシーを変身させた。ジプシーにはリサイクル・デニムの断熱材、ストーブ、流し台、冷蔵庫、クイーンサイズのベッド、ベンチ、折りたたみ式テーブル、キャビネット、戸棚、天上扇風機、ヒーター、コルクの壁板、竹とペーパーストーンのカウンター、内外LED灯が据え付けられている。ジプシーはすごい代物なのだ。

私は窓から身を乗り出してジョナサンにお別れのキスをすると、私道から午後の道路へ車をバックで出した。「やった~!!」 私たちは叫び声を上げてクラクションを鳴らし、気落ちしたジョナサンを置き去りにしてガールズ・ゴーン・ワイルド:ジプシー・バンのロードトリップに出発した。

[ 愛しの我が家:ジプシー・バンから荷物を降ろすブリッタニー 写真:Zoe Hart ]

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クリーネストライン

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