フェアトレード:最初の一歩

by ローズ・マーカリオ

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「フェアトレード・サーティファイド」のシンボルを見たり、コーヒーやチョコレートの売上げの一部が生産者に直接届き、その地元地域に残るという保証について聞いたことがあるかもしれませんが、パタゴニアは、フェアトレードUSAとのパートナーシップのもと、その同じ恩恵を衣類にも提供します。

プログラムはシンプルです。パタゴニアは1点のフェアトレード・サーティファイド製品ごとに賞与(プレミアム)を支払います。この賞与は労働者が管理する口座に直接送られます。これは上から下へのプログラムではなく、民主的に選出された労働者から構成されたフェアトレード委員会が、その用途を決定します。それらは、プライベート・ヘルスケアや託児所などの社会的、経済的、環境的な地域事業のために使用されたり、あるいは労働者が生活賃金に近づけるようボーナスとして支給されます。

【 上:ハイダラマニ社のミヒラ(地球という意味)工場でパタゴニアのベター・セーター・ベストを縫う従業員。この工場はカーボン・ニュートラル、およびLEEDのゴールド認証とフェアトレード認証を受けたパタゴニア衣類の縫製工場。スリランカ、アガラワッタ。写真:Tim Davis 】

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パタゴニアのウールの再開

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パタゴニアは過去10か月間にわたり、動物愛護と土地再生の両面において、検証可能で、かつ厳格な規格を遵守するウールの新しいサプライチェーンを構築するため、たゆまざる努力をしてきました。そしていくつかのキーポイントに到達した今、これまでに達成したこと、そしてまだ達成できていないことについて、お客様に直接ご報告したいと思います。

[ 写真:パタゴニアの新たな2つのウール・サプライヤーのひとつ、オレゴン州ワスコ郡のインペリアル・ストック・ランチ。 JEANNE CARVER ]

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海の極小プラスチック繊維について私たちが知っていること

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プラスチックの海洋環境への影響については、テキサス州規模の太平洋ゴミベルト、クルーズ船から排出されて海岸に流れ着くペットボトル、工場規模のトロール漁船が破棄した「幽霊」網と漁具など、多々報告されてきました。また今年はじめには海洋プラスチックについての新しいレポートが世界経済フォーラムにて発表され、プラスチック汚染の重要さを強調しています。それは「2050年には、海には魚よりプラスチックの方が多く存在するだろう」と報告し、その主な原因にはプラスチック包装を挙げています。CNNは「世界はプラスチックのゴミであふれている」と宣言しました。この研究ではプラスチックの包装原料の95%がたった一度使われただけで経済活動から失われ、そのコストは800億〜1,200億ドルにのぼると報告しています。そしてこのプラスチックの相当量は環境に残置され、経済だけでなく惑星の健康により大きな被害を及ぼしています。

写真:Kyle Sparks

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ヨーロッパからの見解:包括的貿易投資協定(TTIP:Transatlantic Trade and Investment Partnership)に反対します

by ライアン・ゲラート、パタゴニアEMEA(欧州、中東、アフリカ)

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先週〈グリーンピース〉が、提案されている包括的貿易投資協定(TTIP)の交渉中の文書と内部見解を示す文書248ページを漏洩しました。これにより、関与しているヨーロッパの28政府、EUおよび米国間の深い亀裂が明らかになりました。

〈グリーンピース〉のレポートにより、ここヨーロッパでは混乱が引き起こされました。フランス政府は目下のところこの協定に反対しているという声明を出したほどです。すでに3年以上にわたる交渉はいま、危機に面しているようです。

この協定に賛成する者も反対する者も、貿易障壁は長期にわたってすでに取り除かれており、TTIPはそのためにはほとんど役に立たないことを認めています。その代わりその焦点は、米国よりもヨーロッパで一般的に強靭な環境、健康、動物福祉水準を調和させることです。

写真上:テキサスのオーガニックコットン畑。1996年以来、パタゴニアは合成殺虫剤、除草剤、落葉剤、化学肥料を使い、GMO(遺伝子組み換え)種子を使用する従来のコットン栽培ではなく、害虫を管理し、健康な土壌を構築する天然の解決策を使用するオーガニックコットンのみを使用してきた。写真:Tim Davis

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パタゴニアはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に反対します

by ローズ・マーカリオ、パタゴニア CEO

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環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の全テキストが公開された今、環境、労働者、消費者、地元コミュニティ、小企業を犠牲にして大企業の利益を前進させるこの協定に、パタゴニアははっきりと反対します。これはこの協定が社会的かつ環境的に深刻なコストを課すという私たちが抱いていた懸念(こちらこちらをご覧ください)を裏付けています。

5年にわたって非公開で作成されたアメリカと環太平洋地域の11か国によるこの貿易協定提案は、賛成派が言うように、実際に関税を削減し、貿易を増やし、当事国間においてより緊密な経済的および規制関係を築くかもしれません。しかし世界中の労働水準を下げ、環境に悪影響を及ぼし、規制上の安全措置を縮小し、一般を犠牲にしてすでに影響力のありすぎる企業と個人のそれをさらに強化するのです。

地図:フットプリント・クロニクル

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いちグローバル企業としていまもTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に反対します。

by ローズ・マーカリオ、パタゴニア CEO

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環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が高額な医薬品価格の保護を抑制し、タバコ会社が地元の反喫煙法案を負かす援助をする法的制裁を削除したというのはうれしいことです。長年吹聴されながらも一連の貿易協定では施行されなかった、より優れた労働者の保護や、野生動物を経済的搾取から保護することも新しい協定の一部かもしれません。

しかし、TPPが行政による調整、ビジネスと一般からの支持獲得のためのホワイトハウスの活動、そして最終的な連邦議会での投票という次の段階に入るなかで、TPPに反対する私たちの立場は依然として変わりません。12か国にわたる地域での潜在的な関税削減による経済的恩恵を得られるとしても、です。

最大の問題はTPPの秘密対応です。ファスト・トラック認可は部分修正もないまま議会で信任投票され、そして法律となるまで交渉は非公開で、一般からのコメントも受け付けないまま行われることができます。だからこの協定について私たちの誰もが知ることは、すべて又聞きであり、良いニュースも悪いニュースも推測に過ぎません。これは透明性とは正反対で、薄弱な民主主義といえます。いまから20年後、私たちの子供たちが、この慣行がかつて容認できるものと考えられたことに首を振る様子が想像できます。

地図:フットプリント・クロニクル

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修理は急進的な行為

by ローズ・マーカリオ、パタゴニア CEO

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このホリデー・シーズン、私は地球という惑星のために少し早い新年の抱負を掲げます:一致団結して急進的な環境保護主義者になりましょう。

これは大掛かりなことに聞こえるかもしれませんが、そうではありません。必要なのはソーイグキットと修理マニュアルだけです。

個々の消費者として惑星のために私たちができる最善の行動は、モノを長持ちさせることです。適切な手入れと修理によって私たちの製品の寿命を伸ばすという単純な行為は、長期間にわたってモノを買う必要性を減らし、二酸化炭素の排出と廃棄物および製品を作るための水の使用量を削減します。

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パタゴニアの地球税:2015年度 パタゴニアの環境/ソーシャル・イニシアチブ

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従来の慈善活動の様式は、企業や財団などの大規模な資金提供者がおもに大掛かりなプロの環境グループを支援するのが通常です。(500万ドルを超える予算をもつ)全国的な大規模環境保護団体は重要な仕事をしていますが、それらは環境グループ全体のわずか2%にすぎないのにもかかわらず、全環境助成金および献金の50%以上を受け取っています。

一方、根底から継続した変化をもたらす草の根レベルでの環境運動への資金提供は、いままで以上に重要になっています。しかしこれらの団体は甚だしい資金不足にあえぎつづけています。

資金提供の枠組みはアンバランスです。パタゴニアはこれを変えることを目指しています。

写真上:2015年度パタゴニアの環境/ソーシャル・イニシアチブ。お近くのパタゴニア直営店にて、または デジタル版をお読みください。表紙写真:Donnie Hedden

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私たちのDWR加工の問題点【アップデート】

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アップデート:この投稿の大部分は2015年3月18日に最初に投稿されました。私たちのサプライチェーンにおける化学薬品の安全性を改善するパタゴニアの取り組みについて、つい最近の情報とともにアップデートしたのが本日の投稿です。

パタゴニアは、他の高品質アウトドア・アウターウェア・メーカー同様、長年にわたり耐久性撥水(DWR)加工を採用してきました。これはレインウェアの表面についた水分を水滴にして分散させる化学構造(下記参照)で、表面の飽和状態を防ぐために防水性ジャケットにも不可欠な加工です。表面を濡れたまま放置すると、実際に水分が浸透していなくてもべったりと湿った肌触りになってしまいます。パタゴニアが基準として採用してきた長鎖(C-8)フッ化炭素ベースのDWR加工は、非常に効率が高く、並外れた耐久性を誇ります。しかし残念ながら、その副生成物は有毒で難分解性のため、環境中から消滅しません。したがって完璧な性能にも関わらず、容認できないものです。世界各国の政府は化学薬品会社にC8 DWRの製造中止を要請し、高品質アウトドア・アウターウェア・メーカーはDWRに匹敵する性能を備えた代案を模索しています。

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パタゴニアはオーヴィス21からのウール調達を停止

親愛なるパタゴニアの友人である皆様へ

私たちは先週発覚した動物虐待の映像にショックを受け、この数日間パタゴニアのウールのサプライチェーンを深く見直すことに費やしました。オーヴィス21とのパートナーシップは、草原の生態系を再生することへの純粋な献身という理由から、パタゴニアが誇れるものでした。しかしこの取り組みはこの努力に貢献してくれる動物に対しても同レベルの尊敬と人道的取り扱いを伴わなければなりなせん。

〈PETA〉のビデオで映し出されている何よりもショッキングな映像は食肉のための動物の屠殺です。オーヴィス21ネットワークのように、羊からウールを生産するほとんどの商業スケールの牧場はまた食肉も生産しています。最も重要なことは、剪毛工程であっても屠殺工程であっても、パタゴニアの名の下に生産されるウールを提供する牧場の動物が、確実に人道的に扱われるための強靭かつ一貫した方法を適用することです。オーヴィス21とパートナーシップを組むにあたり、私たちは動物を保護するためのいくつかの重要な段階を踏みました。しかし動物福祉を保証する包括的な過程の履行は不合格であり、このような恐ろしい虐待を目の当たりにすることに狼狽しています。

このことを受けて、私たちはオーヴィス・プログラムについての率直かつ厳しい評価をしました。私たちの結論は、オーヴィス21の牧場における望ましくない慣行を確実に即時に変えることは不可能だというものです。そのため私たちはオーヴィスからのウールの調達を停止する決断を下しました。これは苦渋の決断ですが、正しい行動です。

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

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