ブラフの36時間:ベアーズ・イヤーズ国定公園への道

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時間は迫っていた。僕の上司が彼の上司に許可をもらい、金曜日のソルトレイク・シティへの飛行機を予約したのは水曜日の午後だった。明け方にリノからソルトレイクへ飛び、そこでベンチュラから飛んできたパタゴニアのソーシャルメディア・プロデューサーのジャレッドと落ち合い、それからパタゴニアのソルトレイク・シティのアウトレット店で環境関連担当のジョーとジョンをピックアップした。店の駐車場でレンタカーに荷物を詰め、僕らはブラフへの6時間の旅路についた。

【 ジョシュ・ユーイングとヴォーン・ハデンフェルトがガイドを務める〈フレンズ・オブ・シーダー・メサ〉との朝のハイクで、考古遺跡を訪れる内務長官サリー・ジュエル。ハイクのあと、ジュエル長官は「この旅で見たもの、とくにこの場所は文化資源の信じられないような宝庫です。それは想像を絶しています。またこれらの多くの資産が保護されていないことにショックを受けています」と語った。写真:Josh Ewing 】

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最後の暗闇:オワイヒー・キャニオンランズの170マイルを走る

by ジェフ・ブラウニング

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足の感覚がなかった。凍るような冷たい極寒の川を数え切れないほど渡った。狭い谷底に沿って進めるルートを探すため、柳の群生を押し倒しながらはい進み幾度ともなく川をジグザグに渡る必要があった。たった6マイルを進むのに3時間も要し、僕たちの能力では持て余すことに着手してしまったのではないかと思いはじめていた。とはいうものの、オワイヒーに冒険はつきものだ。今後10年のうちアラスカとハワイ以外の48州でミルキーウェイ全体がはっきりと見える場所はわずか3つになってしまうこと、そしてオワイヒーはそのうちのひとつになることが予想されている。ここは最後の暗闇なのだ。

【 写真:オワイヒー・キャニオンランズの1日目。岩だらけの旅の味を覚えるため、渓谷へと向かって進むジェフとジェシー。 FREDRIK MARMSATER 】

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石木川のほとりにて 13家族の物語

by 村山嘉昭

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川原地区に暮らす人たちは笑顔を忘れず、日々暮らしている。
桜の咲く頃には地区住民が一同に集って花見を催し、敬老の日を祝い、全世帯が家族同様の付き合いのなかで生きている。
孫や子どもたちが遊ぶ姿に目を細め、冗談を言っては笑い合う姿は、どこにでもいる「普通の人たち」と変わらない。
「ダムがなければどんなにもっと暮らしば楽しめたか。それば思うと悔しか…」
常にダムのことを考えなければいけない住民の言葉はとても重い。
川原地区に暮らす人たちの思いは、とてもシンプルだ。
故郷に住み続け、いまある自然をこれから生まれてくる世代に残したい。
ただ、それだけのために石木ダムに反対にしている。

【 石木川のほとりにて 13家族の物語。全写真:村山嘉昭 】

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パタゴニアのウールの再開

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パタゴニアは過去10か月間にわたり、動物愛護と土地再生の両面において、検証可能で、かつ厳格な規格を遵守するウールの新しいサプライチェーンを構築するため、たゆまざる努力をしてきました。そしていくつかのキーポイントに到達した今、これまでに達成したこと、そしてまだ達成できていないことについて、お客様に直接ご報告したいと思います。

[ 写真:パタゴニアの新たな2つのウール・サプライヤーのひとつ、オレゴン州ワスコ郡のインペリアル・ストック・ランチ。 JEANNE CARVER ]

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チャルテン2015~2016年

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by コリン・ヘイリー

昨年のパタゴニアの登攀シーズンでは、おもにマーク=アンドレ・ルクレアとアレックス・オノルドと登り、僕にとって最高のシーズンだった。トラヴェシア・デル・オソ・ブダの初登、エル・アルカ・デ・ロス・ヴィエントスの再登かつダイレクトのバリエーション、トーレ・トラバースのほぼワンデイを含む数々の登攀をした。僕の人生のなかで最も成功したクライミング遠征で、これ以上の登攀シーズンはないだろうとマジで思った。

その1年後、自分でも驚きなのだが、今季こそが自己最高のシーズンだと言える。もちろんそれは概して3つの大きな要因(好天、良好なコンディション、優れたパートナー)の結果ではあるが、今年はこれまでに比べてより精神的な強さを感じたとも言える。理由はともあれ、今シーズンは何かピンとくるものがあり、これまでよりずっと自信を感じたと思う。

編集者記:ロロ・ガリボッティからスタートした2015~2016年の「Vida Patagonia」。締めくくりは、コリン・ヘイリーのシーズン終わりの詳細レポートからの抜粋です。

[ 2度目の単独登攀となるチャルテン山頂にて。1度目の登攀に比べるとかなりリラックスできた。写真:コリン・ヘイリー ]

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海の極小プラスチック繊維について私たちが知っていること

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プラスチックの海洋環境への影響については、テキサス州規模の太平洋ゴミベルト、クルーズ船から排出されて海岸に流れ着くペットボトル、工場規模のトロール漁船が破棄した「幽霊」網と漁具など、多々報告されてきました。また今年はじめには海洋プラスチックについての新しいレポートが世界経済フォーラムにて発表され、プラスチック汚染の重要さを強調しています。それは「2050年には、海には魚よりプラスチックの方が多く存在するだろう」と報告し、その主な原因にはプラスチック包装を挙げています。CNNは「世界はプラスチックのゴミであふれている」と宣言しました。この研究ではプラスチックの包装原料の95%がたった一度使われただけで経済活動から失われ、そのコストは800億〜1,200億ドルにのぼると報告しています。そしてこのプラスチックの相当量は環境に残置され、経済だけでなく惑星の健康により大きな被害を及ぼしています。

写真:Kyle Sparks

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参議院選挙2016: Vote Our Planet. 投票しよう。

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「意義のある人びと、そして意義のある問題に賢明な一票を投じる。僕らが行動しなければ、人のため、重要な課題のため、賢明な投票をしなければ、子供たちの未来と地球環境に無関心な人々の票が政治に反映されてしまうかもしれない。皆が一緒に動けば、酷い政府に我慢を強いられるのではなく、僕らが本当に必要とする政府を作ることができる」

― 『投票することは、無駄ではない』 by イヴォン・シュイナード

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気候に恩恵をもたらす繊維システムを作る

by レベッカ・バージェス

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気候変動危機はどうやったら解決できるのでしょうか。その答えは私たちの足の下、つまり土壌に存在するのかもしれません。炭素は土壌、海洋、食物、繊維、そして大気のなかを移動するかぎりある資源で、古代の炭素は地球の核のなかに化石として残されています。地球を入ったり出たりする炭素はなく、私たちはたんに誤った場所に過多な炭素があるのを目撃しているだけなのです。しかし炭素のサイクルを見ると、その移動パターンは、この危機を巨大なチャンスに移行させる重要な可能性を明らかにしています。

どうすればいいのでしょうか。それは地球の土壌に炭素を復帰させることです。土壌は地球第二位の炭素源です。そしてオリジナルの炭素の50~70%を失っており、その多くは大気にさらされると酸化しています。産業革命の幕開以来、私たちが土壌から抽出してきた炭素は136ギガトン(1ギガトン=10億トン)になります。

写真上:産業用ヘンプとオーガニックコットンから織られ、天然染料で染められた手製の星条旗を持つレベッカ・バージェス。写真:Donnie Hedden

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ハーベスティング・リバティ(自由の収穫):アメリカでヘンプを栽培することについての短編ビデオ

by ダン・マロイ&ジル・デュメイン

 

産業用ヘンプはアパレル生産の環境への負担を削減させ、小規模農家に力を与え、多岐にわたる産業で職を生み出す可能性のある作物です。2つの非営利団体〈ファイバーシェッド〉〈グローイング・ワリヤーズ〉はケンタッキー州、ひいてはアメリカの農業に産業用ヘンプを再導入するために取り組んでいます。ダン・マロイとパタゴニアの映画制作グループは、彼らの仕事がどのようにおこなわれているのか、農業を営む退役軍人マイケル・ルイスを訪れました。

上:新しい映画『ハーベスティング・リバティ(自由の収穫)』を見る。ビデオ:Patagonia

行動を起こそう

2016年7月4日、アメリカで産業用ヘンプの栽培を合法化させる「2015/2016 産業用ヘンプ農業法令(S.134 and H.R. 525)」の通過を連邦議会に促すための嘆願書が提出されます。詳細について学び〈ナショナル・ヘンプ・アソシエーション〉にて行動を起こしてください

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山と人を撮る

by 松岡祥子(山岳スキーフォトグラファー)

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山岳滑降が好きです。とりわけ緊張感や達成感を得ながら濃密な時間を過ごすことのできる、北アルプスの急斜面やレアルートの、しかも広い斜面より狭いルンゼが。なぜなら山に抱かれている気がするから。山岳滑降のいいところは、遠くからでも滑ったルートが分かることです。たとえば白馬三山(白馬村に入った途端目に入る白い三つの頂、厳冬期に鋭く尖って白く輝く尾根、それらが集まって出来るピーク)は山頂から滑ることができ、かつそのルートを麓から見ることができます。見るたびに滑ったときの感動を反芻できるので、それを味わうために何度も北アルプスに足を運んでしまう人も多いのではないでしょうか。そこを滑ったときの熱い情熱は、年を取ったとしてもその山を見るたびに思い出すはずです。

【 八方より白馬三山。 全写真:松岡祥子 】

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

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