流れよ 長良川

by 武藤仁(長良川市民学習会

えほん長良川

私の書棚には大好きな『えほん長良川』がある。表紙は真っ黒に日焼けした少年が魚とともに元気いっぱい泳いでいる絵である。

まさに私の少年時代である。岐阜市長良に生まれ育った私は、夏になれば毎日長良川で泳いでいた。川には水泳学校も開設されていた。岸には貸しボート屋さんがあり、多くのボートが出て川は賑やかだった。河原には海水浴場のように仮設の店がたくさん並び、泳いだあと、そこでかき氷を食べるのが私たちの贅沢な楽しみだった。あの川の匂い、あの川の冷たさ……私のなかに生きている。

『えほん長良川』は美濃和紙で折りたたみ編集され、雪を頂く源流から踊りの町郡上、刃物の町関、路面電車が走る岐阜市、濃尾平野、そして伊勢湾へと、流域の人びとの暮らしのなかを子ども、魚、鳥とともに流れていく姿を描いている。展開すると約10メートルの帯になり、「このままで このままで流れよ 長良川」の思いを貫いている。『えほん長良川』が発行されたのは1997年。長良川河口堰の建設によって長良川の流れが遮断されたのは1995年である。長良川の流れを止めてはいけない、という強い思いから作られた。

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映画『ダムネーション』公開まで、予告編を観て、行動を起こそう

 

 

役立たずのダムを取り壊そう 

いまから3年前、イヴォン・シュイナードは生態学者/水中写真家のマット・シュテッカーと共同して、長年の自然保護活動によって彼らが学んできたことを伝えるための映画の構想に着手しました。そしてフィルム作家のベン・ナイトとトラヴィス・ラメルと組み、『ダムネーション』の製作を実現させました。

パタゴニアは1993年以来、もはや使われていないダムの撤去を支持する活動に関わってきました。そのはじまりは、画期的な事件となったメイン州ケネベック・リバーのエドワーズ・ダムの撤去、つまり150年間も塞がれていた産卵場の復元に貢献したときからです。映画『ダムネーション』の公開まで、ぜひ予告編をご覧ください。

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Mt Clemenceau North Face REVISIT:マウント・クレマンソー北壁再訪

by 加藤直之岳人9月号』 ヴァリエーションリポート「人力で挑むカナディアン・ロッキー孤高の名峰:マウント・クレマンソー北壁、登攀・滑降の軌跡」』より抜粋

25滑りこむ準備をする加藤 photo by 山木

日程:2014年4月28日~5月19日
メンバー:加藤直之(41)、廣田勇介(36)、山木匡浩(39)

われわれの遠征の目的は、昨年ジャスパー側のサンワプタフォールズから往復100キロをアプローチした結果、かすり傷ひとつ残せなかったクレマンソー北壁の登攀・滑降の再挑戦だ。今年は西のキンバスケット・レイクからカヤックを用いアプローチし、樹林帯から氷河を抜け、北壁基部へ回りこむ計画を実行した。表面的な結果よりプロセスを重んじるぼくらは、この美しすぎる北壁と1989年厳冬期に初登攀した先人の偉業に最大の敬意を表し、限られた情報の中でサポートなしのチーム・オンサイトトライにこだわった。

【 北壁を滑りこむ準備をする加藤。全写真:山木匡浩 】

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川内原発再稼働は無用だ:原発ゼロ状態の今日、電力は不足しているか

by 吉岡斉(九州大学大学院教授)

202【 鹿児島県薩摩川内市久見崎町にある川内原子力発電所。写真:原子力市民委員会 】

いまから1年前の2013年9月15日夜、ただ1基だけ営業運転していた関西電力大飯4号機が発電を停止し、日本はふたたび原発ゼロ状態となった。2011年3月11日の福島原発事故のあと、13か月の法定期限を迎えた原発が次々と停止し、原発ゼロ状態に至ったのは2012年5月5日だった。その2か月後の同年7月5日より関西電力大飯3、4号機のみが首相官邸の強いサポートにより営業運転を果たしたが、この2基も13か月の法定期限により停止し、今日に至る。

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ナノエア・スペシャルイベント「ブリッタニー・グリフィス&ケイト・ラザフォード イースタン・シエラでの7日間」

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ブリッタ ニー・グリフィスケイト・ラザフォードがパタゴニアの新製品ナノエア・フーディを着用し、イースタン・シエラの乾いた岩のピッチ、日没後の下山、長時間のボルダリングセッション、そしてその合間のあらゆるアクティビティで連日連夜、ノンストップで7日間過ごしました。そのときの様子を横山勝丘とともにご紹介します。

9月30日(火)19:30~ パタゴニア 東京・渋谷(定員80名)
10月1日(水)20:00~ パタゴニア 大阪(定員50名)
10月2日(木)19:00~ パタゴニア 白馬/アウトレット(定員50名)

お問い合わせ/ご予約は各ストアまで。

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エルワ・リバーの復元

by ディラン・トミネ(文・写真)

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新学期がはじまる前にもう一度、近場でいいから、平日の遠征に乗り出そうと決めた子供たちと私は、ダムが撤去されたばかりのエルワ・リバーへ向かった。上流のダムの最後の部分が先週取り壊されたので、夏のはじめに行ったときとの違いをみるいい機会だった。それに甦った川を子供たちに体験させたかった。上の写真はオリンピック・ラフト&カヤックの仲間が撮ってくれた、川に漕ぎ出すウェストンとスカイラだ。

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パタゴニアが森林管理協議会(FSC)認証済みの消費者から回収/リサイクルされた古紙(PCR)100%のカタログを初制作

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カタログの制作のトップ会社が古紙100%を利用したカタログを実現

2014年8月26日、ウイスコンシン州メノモネ・フォールス 先進的な考えをもち、環境への取り組みのリーダーでもある、カタログのトップ印刷会社のアランデル・コーポレーションが、パタゴニアのために森林管理協議会(FSC)認証済みの消費者から回収/リサイクルされた古紙(PCR)100%を採用したカタログを制作したことを発表しました。パタゴニアとの仕事を通じてアランデル社は、リサイクル100%のプレミア紙を利用して、カタログ印刷における環境への影響を削減すると同時に、地元地域を保護しています。

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映画『ダムネーション』:2014年11月22日(土)より渋谷アップリンクにて公開決定

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日本の皆様、大変長らくお待たせいたしました。日本での公開がついに決定しました。パタゴニアが提供、創業者のイヴォン・シュイナードが制作責任者を務める映画『ダムネーション』がついに11月22日(土)より、渋谷アップリンク他にて劇場公開いたします。

本作品はアメリカにおいて「ダムを建設し、増やしていくこと」が主流だった50年前から、「ダムを撤去する」という選択肢へと移り変わってきた現代までを、川の自由を求めつづけてきたさまざまな活動家に光を当て、追いかけている作品です。アメリカでは11の映画祭で賞を受賞するなど、大きな話題となっています。

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サーフィン・アンバサダーの夏休みの読書感想文:『SURF IS WHERE YOU FIND IT』by ジェリー・ロペス

by 進士剛光

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この夏、サーフィンの神様といわれている、そして同じパタゴニア・ファミリーでもあり、僕の憧れであるジェリー・ロペスさんの本『SURF IS WHERE YOU FIND IT』を読んだ。

サーフィンの素晴らしさ、サーフィンの奥深さ、毎日過ごしているサーフィンでの時間が、いかに大切なものなのかを再認識した。そしてそれらの思いとともに自分のサーフィン人生について、まだまだジェリーさんの足元にもおよばず、これからさらなる経験、飛躍を目指していきたいと、とても前向きな気持ちになった。サーフィンする人にとってはもちろん、サーフィンしたことがない人にとってもいろいろな模擬体験ができる内容だと思う。

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新しい旅の友

by リディア・ザモラノ

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ヨガとボディーワーク用のお気に入りの小道具を見つけました。それは木製というだけでなく、携帯可能でバックパックやダッフルバッグの脇に収まり、車中でもスペースを取りません。トリガーポイント・マッサージャーのように機能しますが(でもプラスチック製ではなく、はるかに安価で自分で作れる)、フォームローラーにすこし似ています(フォーム製でも上に乗って転がすのでもなく、横たわります)。頑固なコリをほぐすため深部まで届く指圧のように使います。また小さなヨガブロックのように、異なるヨガの体位で背骨や関節をサポートするのにも便利です。股関節がかなり開いてきたら、座骨のすぐうしろに配置すれば坐禅のサポートにもちょうどいい高さです。

[写真上:中背部(菱形筋)をリリース。全写真:Lydia Zamorano Collection]

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

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