環境のために出荷する

by ギャヴィン・バック

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今年の夏、ネバダ州リノにあるパタゴニアの配送部が地元の2つの非営利環境保護団体を援助した。僕らは全社員が受けることのできるパタゴニアの環境インターンシップ・プログラムの恩恵により、〈ヒドン・バレー・ワイルド・ホース・プロテクション・ファンド〉と〈シュガー・パイン・ファウンデーション〉と仕事をするチャンスに恵まれたのだ。

ヒドン・バレー・ワイルド・ホース・プロテクション・ファンド(HVWHPF)〉はリノ市の南端に位置し、「ヒドン・バレーを囲む丘陵に移住した野生の馬を保護/保全する」ことを使命とする。その仕事には捕獲された馬を救って保護すること、西部の野生動物のアイコンである馬に冬の間餌を与えることなどがある。西部を徘徊する野生の馬は広大な砂漠で放牧し、破壊的な山火事の蔓延を防ぐ手助けをするという重要な役目をもつ。

写真上:サトウマツ植樹の腕を披露するクリス。全写真:パタゴニア配送部提供

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『Unexpected:30Years of Patagonia Catalog Photography』日本語版、Expectedな第2版発行

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パタゴニアは初期のころからアウトドア写真家として活躍する友人たちのネットワークを巻き込み、現実に存在する人びとが自然のフィールドで好きなアクティビティに情熱を傾ける姿を収めた写真を送ってくれるよう呼びかけてきました。そしてその結果として生まれたのが新しい、「Unexpected(まったく予期していなかった)」、視覚に訴えかけるようなスタイルのカタログでした。それはいまも、毎号のカタログに新鮮な驚きをもたらしてくれています。パタゴニア・ブックス刊『Unexpected:30 Years of Patagonia Catalog Photography』はそうした写真を私たちのもとへと運んできてくれた多くの人びとの視点や尽力、そして冒険心に捧げるための贈り物です。

その日本での第2版の出版を記念して、本書の編集を担当したジェーン・シーバートからメッセージが届きました。

 「日本で『Unexpected』の第2版が出版されたことを聞くのはすばらしいことです。この本を作るのは仕事というよりは、ある意味「好きでしたこと」でした。だから新しい人たちのもとにこの本が届きつづけることを知り、とてもうれしく思います。   この本の目標は、多数のマーケティング的騒音ののなかで、人生と「自分を見失わないこと」のあいだの瞬間を称賛することです。私たちは世界中に散らばるパタゴニアックからの写真を受け取っては、それらに感嘆しつづけています。そしてそうした写真がパタゴニアというブランドの中核を成すのです。」  

- ジェーン・シーバート、パタゴニア・フォト・エディター

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日本の川に自由な流れを取り戻すために署名を

ダムネーション

「なぜ自然保護論者はいつも何かに反対しているのか」と問われたとき、環境保護主義者デイビッド・ブラウアーはこう答えた。「何かに反対しているとき、それは別の何かを応援していることになります。ダム建設に反対するのは、川を応援しているからです」 私もまた野生の川が大好きだ。それゆえに私たちの会社は1993年以来、川に悪影響をおよぼす廃物と化した古いダムの撤去に携わってきた。」

— イヴォン・シュイナード (パタゴニア創業者)

 

私たちの活動に参加してください。アメリカ本社では役に立たないダムの撤去を訴え、オバマ大統領宛の請願書に署名するよう皆様に促しています。日本支社では「日本の川に自由な流れを取り戻す」ため、まずは熊本・球磨川の瀬戸石ダムの撤去、愛知県・長良川河口堰の開門、北海道サンル川のサンルダムの中止のために、行動を起こします。

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「Family Man(ファミリーマン), 5.14」:初登の物語

by ソニー・トロッター

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日々起こる色々なことと同じように、すべては5年前に届いたあるeメールからはじまった。それはブリティッシュ・コロンビアのオカナガン・フォールズの友だちからスコーミッシュのクラック狂の仲間数人に宛てた短いメールだった。

「よお、みんな、このいくつかのルーフクラックを見てくれよ。きっとフリーで登れるぜ!じゃあな」−ダグ

ダグと彼の奥さんのジャネットはスカハ・エリアの長年の地元クライマー、ハイカー、そして探索者で、おそらく誰よりもスカハに詳しい。それになんといっても彼らは最高にいい人たちだった。もちろんこのメールには思わず目を見張りたくなるような見事な写真が1枚か2枚添付されていた。最初から魅了された僕は、すぐにでも飛んで行きたかったことを認めよう。でも時間や資金、そしていくつかの約束事があり、そこへちゃんと行けるようになるまでに2年足らずを要した。

写真上:ルート上部の核心の入り口にさしかかるソニー。写真:Taran Ortlieb

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「環境に投票を」2014:経済の成長と地球の限界

 by 枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長)

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衆院選に向けての政策論争が展開されています。争点の柱は「経済成長戦略」です。「アベノミクスでデフレから脱却して経済成長できるのか否か」「経済成長のためには、もっと規制緩和を進めることが必要だ」「法人実効税率をどのくらい引き下げれば経済成長できるのか」といった議論が戦わされています。

そのたびに、ちょっと待てよ、と思います。みんな経済成長のための方法論の優劣の議論をしているけれど、経済成長そのものを問い直す時期に来ているのではないでしょうか、と。ちなみに、2パーセント、3パーセントといった経済成長率は小さく感じるかもしれませんが、成長率2パーセントなら36年後に、3パーセントなら24年後に、経済規模は2倍になります。

私たちが何とかしなくてはならないと考えている、地球温暖化も、生物多様性の危機も、水不足の問題も、そのほかの“環境問題”も、「身の丈を超えた経済成長をつづけることによって、地球1個ではとうてい支えきれないほど人間活動が拡大してきた」という問題が引き起こしている症状であり、本質的にはそれは“経済問題”だと私は理解しています。

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瀬戸石ダムの撤去の実現に向けて~人が動けば、川も流れだす~

by つる詳子(瀬戸石ダムの撤去を求める会

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映画『ダムネーション』のプロデューサー、マット・シュテッカーは、潜っていた球磨川の支流百済来川からあがると、「魚を2000匹は見たよ」と嬉しそうに笑った。11月の半ばすぎ、晩秋にしてはとても暖かい日、私は彼と荒瀬ダム上流の支流百済来川にいた。生態学者でもある彼は『ダムネーショ』の日本での公開に合わせたイベントのために来日し、その機会を利用して日本ではじめてのダム撤去の現場を見たいと希望したことで、私が2日間彼を案内することになり、そして真っ先に彼が行きたいと言ったのがここだった。

【荒瀬ダム上流には、依然として土砂や魚の移動を妨げている瀬戸石ダムが存在する。全写真:つる詳子】

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山葵四重奏(ワサビカルテット):ルース氷河での38日間と4つの新しい登攀

by 谷口けい(パタゴニア・アルパインクライミング・アンバサダー)

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この春訪れたデナリ南麓ルース氷河最上流部で、幾度かの偵察行をしつつ、自分たちらしい4つの登攀をすることができた。何よりも贅沢だったのは、多くの人が集うアラスカの地で、この間はまったく人に会わなかったことかもしれない。そのことは、自分とパートナーと自然(山も空も大地も)とが純粋に向き合うことができる環境を作り出してくれたと思う。だから、より雑音無く、自分たちのラインに向かうことができたと思うし、美しくも厳しい自然の姿を受け止めることができた気がする。

前奏曲 "Prelude"プレリュード
―Dan Beard南壁バリエーション / V, snow & ice / 7hrs.

我がBCから約1時間半のアプローチ。南壁に向かって右端のベルクシュルントを越えて壁に取り付く。広いクーロワール状から三角岩を回り込んでトラバース、壁のほぼ中央を上部へと向かう。上部ヘッドウォールを右上し、チムニー状の隙間に導かれて頂上プラトーへ。氷と雪の広い頂上に着くころには雪雲に包まれてしまったけれど、氷河上での生活第一歩としては上々の、楽しい登攀となった。

【Concerto:下部1p目。全写真:谷口けい】

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サーフィン、フィッシング、トレッキング……私たちのアウトドアアクティビティと日本の9万基のダム問題

by eコマース(丘、福島、森竹)

野営ー大a【美しい星空の下。その野営地に立ちはだかる砂防ダム】

皆様は「砂防ダム」という言葉をご存知だろうか。上の写真が砂防ダムである。トレッキングやフライフィッシングやキャンプなどに出かけたとき、一度くらい目にしたことがあるのではないだろうか。

砂防ダムは日本全国に約9万基ある。その圧倒的な数の存在とそれがもたらす悪影響を、私たちはあまり知らずにいた。滝のようなその姿の人工物を砂防ダムと呼ぶということを知ったのは、環境インターンシップ・プログラムを利用してサポートしている<渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える>の田口さんとお会いしてからだ。前述したように砂防ダムは日本全国に約9万基あり、その建設目的は土砂を貯め、災害を防止し、下流にある貯水ダムの堆砂を防ぐことにある。小学校では砂防ダムは土砂災害を防止するものであり、人びとの安全を守るためだと教えられる。一基の建設に数百億ほどもかかり、村をまるごとつぶしてしまうような貯水ダムとは違って、数億から数十億程度で建設できる砂防ダムは一基の予算が低く、貯水ダムのように問題が表面化されにくい。だがそれゆえにおびただしい数が建設されるため、環境や私たちの生活への悪影響という点では砂防ダムも見過ごせない。

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「ダムが爆破されて、魚が戻ってきたときの光景ほど、人生で達成感を感じた瞬間はない」

by マット・シュテッカー

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ダムネーション』がついに先週末の11月22日(土)、渋谷アップリンクでデビューしました。この3連休、映画を見に来てくださった皆様に、そして前日21日(金)に開催したプロデューサー、マット・シュテッカー来日トーク&特別先行上映会にご来場いただいた皆様に感謝します。

21日は上映後、プロデューサーのマット・シュテッカーと辻井隆行(パタゴニア日本支社長)、また参加者とのQ&Aが短時間ではありましたが行われました。

【 全写真:パタゴニア日本支社 】

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『ナショナル・ジオグラフィック』が2015アドベンチャー・オブ・ザ・イヤーを発表

11月6日、『ナショナル・ジオグラフィック』は10年目を迎えるアドベンチャー・オブ・ザ・イヤーの受賞者を発表しました。「選ばれた人たちは皆、探検、アドベンチャースポーツ、保護、人道主義等において注目すべき偉業を成し遂げました」 受賞者のうち4名はパタゴニア・ファミリーのメンバー。これ以上ないくらい最高に幸せなことです。

また、その受賞者のなかのひとり、ベン・ナイト、トラヴィス・ラメル、マット・シュテッカーが制作した映画『ダムネーション』は、今週末11/22(土)渋谷アップリンクを皮切りにいよいよ日本で公開となり、明日11/21(金)にはプロデューサーのマット・シュテッカー来日トーク&特別先行上映会も開催されます。

 

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トミー・コールドウェル:パートナーのアレックス・オノルドと、セロ・フィッツロイと周囲の6峰を含む7峰から成るフィッツ・トラバースを完全縦走。セロ・フィッツロイ山群の稜線はパタゴニア社のロゴに使われている。インタビューはこちらから。Photo: Mikey Schaefer

 

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ベン・ナイト、トラヴィス・ラメル、マット・シュテッカー:映画『ダムネーション』を制作。インタビューはこちらから。Photo: DamNation Film

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クリーネストライン

アウトドアウェアを製造/販売するパタゴニアの社員、友人そしてお客様のためのブログです。パタゴニアについては patagonia.com/japan をご覧ください。

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